【ヘッドライン】 2008年7月13日付

【士別市】 農村塾:作況調査行い、収量アップに手応え

 「しべつ農村塾」事業の一環で市内9カ所に試験ほ場を中心に10日、農業応援アドバイザーの三分一敬さんらが、試験ほ場を中心に作柄調査を行った。三分一さんは「技術の改善が重要」としながらも、収量アップに向けた初年度としては、農作物全般で順調な生育状況にあるとしていた。

 しべつ農村塾は、市内農業者の協力を得て小麦、大豆、ビートの3品目について3カ所ずつ、9カ所の試験ほ場を市内の農家に委託。そこで実証実験を行っている。
 本年度からスタートした農業・農村活性化計画では「人づくり」「土づくり」に加え、5年で3割アップという農産物の「収量アップ」を、計画の柱とした。

 試験ほ場は、三分一さんのアドバイスをもとに作物を栽培し、そこで収量アップを実証していこうとしている。

 この日の作柄調査は、三分一さんと農業改良普及センター士別支所、、北ひびき農協、上川北農業共済組合、そして市経済部の担当者らが参加。9カ所の試験ほ場を中心に、今の段階における各作物の生育状況を調査した。
 三分一さんは今回の調査について「天候に恵まれていることもあり、全般的に順調な生育にある」としていた。
 大豆については、は種前の整地をしっかりとする技術が重要であるとしていた。

 秋まき小麦では、堆肥を投入し地力を高め収量を増やしていくことが士別の農業の課題とし、は種の時期を9月上旬ごろに設定するなど「は種時期と収量を考えた改善を行っていかなければならない」と指摘していた。

 甜菜については、窒素分を減らし堆肥を投入することで「意図した処理の効果が出ているよう」と、地力を高めたことによる収量と糖分の向上が期待できるとしていてた。

 この日は「士別から枝豆のおいしい品種を作りだしたい」と、三分一さんが研究してきた158系統もの種をまき、試験栽培している大豆のほ場も視察。
 「順調に育っています。ここから新しい品種が誕生する期待がある」と話していた。

 三分一さんは「天候に恵まれていることもあるが、収量アップに向けた取り組みの初年度としては、上々のスタート」としいた。
 今後は、試験ほ場での講習会などをしべつ農村塾の事業として行っていくことになっている。