【刺 針】 2008年8月6日付

 世界のアスリートたちが鎬(しのぎ)を削りあう、北京オリンピックが間もなく開幕する。

 8日に開会式が行われ、24日までさまざまな種目でメダル争いが行われることになっている。

 野球の「星野ジャパン」が、悲願の金メダルを獲得できるか。サッカーの日本代表は強豪ひしめく予選リーグを突破できるのか。北島康介選手が、前回に引き続き2大会連続で表彰台の頂点に立つことができるか等々、注目競技が数多いだけに、五輪開幕前から本番へ向けての興味は尽きない。

 個人的には、女子マラソンの野口みずき選手に大きな期待をかけている。
 何度も士別に合宿で訪れ、この地域とはゆかりの深い選手の一人だ。

 実際に彼女の走りを見たのは、士別に合宿で訪れたときのランニング程度。
 それでも、昨年の士別ハーフマラソンに調整を兼ねて出場した野口選手の快走ぶり≠ヘ、素人ながらも驚いた。
 一般ランナーに混じりながら、音もなくまさに風のように目の前を過ぎ去っていった姿に、「すごい」と声を発したくなるほどだった。
 ぜひとも北京では、最も輝きの強いメダルを再び手にして、士別に凱旋してもらいたいと願っている。
 士別とかかわりが深いのは、野口選手だけではない。

 男子マラソンの3選手は、いずれも北京に向けて士別で合宿を行った。

 また女子マラソンの土佐礼子選手、中村友梨香選手もこれまでに士別で合宿した経験を持つ。
 このほか、陸上競技、トライアスロンを中心とした数多くの選手たちが合宿や大会出場などで士別とかかわりを持っている。
 そして、ドイツ陸連の選手たちも士別で直前合宿を行っている。
 士別市民にとっては、応援する選手たちがたくさんいることになる。

 士別とかかわりを持つ選手たちには、なんとしても頑張ってもらいたい。

 士別でトレーニングを積んだ選手たちの活躍で、「合宿の里」の名が世界に響きわたることを大いに期待したい。 (功)