【刺 針】 2008年8月10日付

 先月、上川北部市町村職員の合同研修会が士別市で行われた。
 上川北部の市町村は毎年、定期的に合同の職員研修を行い法令実務などを学んでいる。
 さて、今回の研修テーマは「メンタルヘルス」だった。

 メンタルヘルスとは、一般的な健康のなかでも「精神にかかわる健康を保つこと」をいう。
 社会の多様化、労働の複雑化、家庭環境の変化などが要因となって、ストレスによる心の疲労や精神的な疾患が急速に増えてきている。
 職員研修会で配布していた資料によると、07年度は10年連続で全国の自殺者が3万人を超えているいるという。

 そのなかでも60歳以上の高齢者、さらに40歳代、30歳代が増加しており、男女比にすると男性で2万3千人ほど、女性で9600人ほどになるのだそうだ。
 また「心の病」で1カ月以上休職する人は、30歳代が増加傾向にあるという。さらに、精神的な障がいによって医療機関に受診した人の数は260万人以上に達している。
 こうした状況からすると、特に働く人たちにメンタルヘルスは、いまや重要な課題となっている。

 心の病を防止していくには、いかに日常のストレスと上手につきあっていくかだろう。
 ストレスとは、自分の周囲に起こった出来事に対して、心や体がその状態に適応しようとエネルギーを発生させている状態のことをいう。
 ストレスの受け止め方は、その人の身体的条件や価値観、性格などによって異なるもの。

 一般的には、どんなことでも自分一人で受けとめてしまうまじめ≠ネ人ほど、強いストレスを受け精神的な障がいにも陥りやすいとされている。
 心の健康を脅かすストレスに対処するには、十分な休養と睡眠(レスト)、心身のリラックス、そして運動や旅行、趣味などに打ち込むレクリエーションの「3つのR」が重要なのだそうだ。

 ストレス社会に負けないためにも、それぞれがリフレッシュの方法を持っておくことが大切なことだろう。 (功)