【刺 針】 2008年8月30日付
全国的に振り込め詐欺の被害が多発し、その手口も巧妙化してきている。
士別警察署管内でも今年に入ってから今年に入ってから3件の振り込め詐欺が発生し、総額238万円をだまし取られている。
そのうち8月に市内で発生した事件では、事前に被害者宅に「携帯電話の番号が変わった」との電話があり、被害者を信用させて185万円をだまし取っており、詐欺の手口は年々巧妙化しているという。
18日現在、道内では378件の振り込め詐欺が発生しており、発生件数は前年同期に比べ236%増加。被害額は4億3500万円にも上っている。
かつてはオレオレ詐欺、架空請求詐欺が発生件数の大半を占めていたが、今年に入って還付金等詐欺と融資保証金詐欺が大幅に増加しているという。
特に還付金等詐欺は昨年1年間で14件だったが、今年はすでに112件と急増している。
振り込め詐欺の被害に遭った人たちは、「詐欺の手口は知っていたが、まさか自分に電話がかかってくるとは思わなかった」と話している人が多いという。
ニュースや新聞で詐欺の手口などを知りながらも、実際に自分に電話がかかってきた時には、冷静に判断や対応することが難しくなってしまうようだ。
振り込め詐欺の被害は、依然として高齢者に集中している。
特に一人暮らしの高齢者は、外部から情報が手に入りにくい状況にある。
振り込め詐欺に限らず高齢者をさまざまな犯罪から守るためには、日ごろから家族や地域がその生活を見守ることが大切になってくる。
誰もが安心して暮らしていくためにも、一人ひとりの小さな心配りに期待したい。