【刺 針】 2008年9月5日付
毎年開催しているサフォークランド士別カップ少年サッカー大会に、士別市と友好都市提携を結ぶ三好町から、町内の各学校から選ばれた子どもたちでつくるチームが参加している。
三好町の子どもたちは、市内の一般家庭にホームステイをしながら交流を深めている。
01年の第12回大会では、三好町のチームが初めて決勝戦に残り準優勝した。そのときに優秀選手賞を受賞した子どもが、わが家でホームステイしていた
そのときから7年。現在、大東文化大学陸上部の学生たちが士別市内で合宿を行っている。その選手のなかに、ホームステイした子どもがいると聞き、宿泊しているホテルを訪ねた。
小学生の時の面影を残しながらも、練習で日焼けした顔から白い歯を浮かべる笑顔は、立派な好青年になっていた。
友好都市と合宿の里づくり。まちづくりの柱としては個々の取り組みではあるが、友好都市のサッカー少年が、時を隔てて今度は合宿で士別を訪れる。二つの事業が、一つに結びついたようなもの。
三好町と友好都市提携を結んだのは00年10月。この8年の間に、延べ2千人ほどの市民・町民が行き来している。
その交流のなかには、「偶然の再会」の話しをたびたび聞くことができる。
ただ「偶然」があるのは、それを生みだす下地がしっかりと出来上がってきているからではないだろう。
そういった意味では、三好町との交流も、草の根レベルに達してきていると言えるのでは。
わずか4日間だけ一緒に過ごした、当時は小学生だった青年から、7年ぶりの再会で「お久しぶりです。懐かしいです」の言葉を聞いたとき、無性にうれしさがこみ上げてきた。
箱根路で走ることを目標に、頑張っているという。
正月恒例の箱根駅伝の楽しみが、一気に膨れあがったような気がしている。 (功)