【刺 針】 2008年9月23日付
本紙の9月6日付記事で、国保の基本健康調査の結果が載っていた。
その記事を読んで、少なからず衝撃を受けた。それによると40代〜50代の男性の半数が「肥満」、その8割がメタボリック症候群だという。
筆者はまさにこの年代の50代半ばである。最近、お腹の出っ張りが気になり始めていた。
取り立てて運動しているわけではない。このまま仕事と、食っては寝て、寝ては食っての毎日では、いずれメタボになるかもしれぬ。
そんな漠然とした不安と、本紙の記事の衝撃から、「このままではいかん!」と一念発起。2週間ほど前からウォーキングを開始したのである。
朝と夜の一日2回。最初は会社とわが家の往復約2キロほど。だがこれはすぐに物足りなくなり、3日後にはその倍以上歩き始めた。
「だらだら歩いちゃいかん。速歩でないと効果がない」とアドバイスをもらい、俄然張り切った。
歩けば歩くほど、なんだか体が軽くなった気分。わが家の階段がなんだか楽になったような気もする。それに体に適度な緊張があるのか、車を運転していても眠くならぬ。始めてまだ数日なのに「ウォーキングはこんなに効果があるのか。やっぱ、人間はこうでなくちゃ」などと、思いこみもはなはだしいが、ご本人はいたって押せ押せモード。
ところがである。ここからがメタボの逆襲である。ある日、突然、猛烈な腹痛が襲ってきた。そう、普段使わぬ腹筋に過激なストレスを与えたものだから、腹筋が「あんた、やり過ぎだって。もう動けません」とだだをこね、クレームをつけてきた。
その腹筋の痛さがやがては全身の節々にも伝わり、歩くのも難渋。結局一日中寝て過ごす羽目に陥った。メタボの逆襲はなかなかやるものだ。一筋縄ではいかぬ。
このことから運動オンチの筆者は何事も最初はほどほどにの教訓を学んだのだが、痛みが引くと、再度のウォーキングではやっぱり、日々、散歩の距離が伸び、過激になっていく。
「誰でしょうか。もっと距離を、もっと速歩で、と筆者の背を押しているのは?」などと、他人事のように歩いているが、今のところ筋肉痛はない。
だが、まだまだメタボの逆襲には備えておかねば、と気を引き締めているところである。(浩)