【刺 針】 2008年9月24日付
士別市立病院は、10月1日から現在の面会時間を、午前6時〜午後8時までに変更することにしている。
この時間帯以外は、同病院の施錠時間帯となるため、実質的にはこれまで設けていた面会時間の制限を撤廃することになる。
それでは、なぜこれまで面会時間が設けられていたのかというと…。
まず第一に、午前中は入院患者の回診や治療のための措置などを行うケースが多く、面会者がいると治療の妨げになるとされていた。
さらに以前は、各種の検査なども午前中に行うことが多かった。
そうしたことから面会時間を、昼食が済み入院患者も比較的落ち着ける午前2時からとしていたのではと思われる。
ただ、午前中の回診や措置を行う場合、面会者が病室にいたとしても、その間だけ病室から出ていてもらえれば事は済むはず。
各種検査にしても、最近では検査量が多くなり、午前中だけでなく午後からも検査行うことが多くなっている。
つまり、回診や措置、各種検査などを、面会時間に制限を設けることの確固たる理由とするのは、少々インパクトに欠けてしまうような気がしないでもない。
それならば、面会におけるマナーやモラルを守ってもらうことで、面会時間の制限を撤廃してしまった方が「患者の入院環境向上につながる」との判断から、市立病院では面会時間の制限を撤廃することになったもの。
多くの人たちは入院時の家族や知人、友人の面会は楽しみだろう。
そうした面会によって、入院生活でのリフレッシュにつながったり、治療の励みになることだって考えられる。
「普段の生活でも、食事どきや相手に用事があったり、忙しそうにしているときは、訪問をひかえるはず。病院もそれと同じことです」と市立病院では話している。
病院の面会時間だけに限らず、マナーやモラルをしっかりと守だけで、既製の制限を外してしまえることが、身のまわりには結構あるのではないだろうか。 (功)