【一般競争入札、本年度から実施へ】
2008年5月16日付
士別市は、工事入札の透明性や公正さを高めるため、本年度から一般競争入札を実施している。庁内に一般競争入札参加資格審査委員会を設けており、本年度についてはおおむね1千万円以上の土木・建築工事を中心として、20件ほどの工事について実施する。和寒町と剣淵町は、一般競争入札の実施について「検討中」としている。
これまで行われてきた入札方法は、発注者がいくつかの業者を選定し、入札に参加させる指名競争入札が一般的だった。
それに対して一般競争入札は、工事の概要などをあらかじめ公告し、一定の募集期間を設けて工事に参加を希望する業者を募る方式。
公共工事発注における透明性と公正さがより強く求められるようになっているなかで国は、入札における不正防止を図る手だてとして、発注者側が業者を定めない一般競争入札の実施を各自治体に指導してきている。
こうした経緯もあり、一般競争入札を実施する自治体が増えてきたことから、士別市でも本年度から実施することになったもの。
一般競争入札を実施するにあたり、一般競争入札参加資格審査委員会を町内に立ち上げている。
市では本年度、140件ほどの土木・建築工事の発注を予定している。
そのうち一般競争入札として実施するのは、おおむね1千万円以上の工事についてで、本年度は20件ほどの実施を予定している。
一般競争入札は、入札に参加する業者を公募するため、基本的には市内外を問わずどの業者でも参加できることになる。
市では公共工事の市内経済におよぼす影響などを踏まえ、一般競争入札に参加する業者を募る場合、原則として市に格付けされている業者で、さらに発注する工事の内容によって地域を限定したり、条件を付けるなどした制限付き一般競争入札として実施していく考え。
入札に参加する業者については、参加申請後に資格審査委員会で条件を満たしているかなどについてすべてチェックすることになっている。
士別市ではこれまで、96年に入札における設計部門と発注部門を分離。さらに00年度からは工事予定価格の事前公表の試行など、入札制度の見直しを逐次行ってきた。
一方、和寒町と剣淵町では、一般競争入札の実施について現在は検討中としている。
町が発注する公共工事が減少してきているなかで、町の経済におよぼす影響や町内業者の育成という点で課題を残していることから。
両町では「今後も十分に検討していきたい」と慎重な姿勢をみせている。