【国営農地再編上士別地区:採択へ作業が大詰め】
2008年5月22日付
士別市の上士別地区で予定している国営農地再編整備事業の採択を目指して、現地に設けている推進室(鈴木静男室長)では、大詰めを迎えた作業に取り組んでいる。すでに受益農家から仮同意を得ており、今後は本同意に向けた幹線・用配水に関した説明会、国有地編入などの手続きを進めていくことになっている。
上士別地区での国営農地再編整備事業は、区画の拡大や農地の集積を行いながらほ場の大区画化を図り、集落営農体制を整えて高齢化や後継者・労働力不足に対応していこうというもの。
上士別町のおもに天塩川右岸地区が事業の対象となっており、受益戸数は76戸、受益面積は825ヘクタールとなっている。
一昨年度から、事業の採択に向けて旭川開発建設部による地区調査が行われている。
また、すでに地元期成会(斉藤敏会長)が立ち上がり、市や農協、土地改良区、農業委員会などで事業の推進母体となる推進本部も設けている。
全市的な体制で事業の採択を目指そうと、昨年には地元での調整を担う推進室を設置した。
09年度の事業採択に向けて、本年度が地域の同意を得たり、さらには法的手続きを進めていくための仕上げの時期となる。
推進室ではこれまで、事業の概要などについて数多くの説明会を開くなどして、地域での理解を求めてきた。
それによって、76戸の受益者すべてが事業への参加に理解を示し、4月末で仮同意を得ている。
この地区はこれまでほ場整備が行われていなかったことで正確な地番確認がされておらず、今回確認作業を進めてきたところ、地番のない国有地が各所に点在していることも分かっている。
そこで今後は、国有地編入の手続きを進めながら、受益者の理解を求めていく作業が残されている。
さらに、幹線や用配水のルートなども確認していく作業もあり、推進室では春の農作業が落ち着く夏ごろから説明会を開いてくことにしている。
昨年度は、富良野地区でもこの事業が採択となっているが、そのときは12月下旬ごろに予備内示があったことから、上士別地区においても富良野地区と同じような時期に、事業採択の正否が判明すると思われる。
本来は、予備内示があって事業の公告後に本同意を得ることになるが、出稼ぎ等で受益者が不在になることもあり、推進室では年内にも本同意を得るようなスケジュールで、今後の作業を進めていきたいとしている。