【「食育推進計画」策定へ】
 2008年5月30日付

 士別市は、食育に関する施策を総合的に推進していくための指針となる「士別市食育推進計画」の策定に向けて、その準備を進めている。本年度は関係団体との意見交換を重ねながら、計画の素案について検討していく。推進計画については、09年度中には策定することにしている。

 食品の安全・安心を脅かすような事件が相次ぐなか、国は05年に食育基本法を制定した。
 食育基本法では、2010年度までにすべての都道府県で、さらに50%以上の市町村で食育推進計画の策定を努力目標として掲げている。
 これを受けて北海道でも05年12月に、食育推進行動計画を策定。

 この計画では、国の目標よりも1年早い09年度までに、道内すべての市町村で計画を策定するなどの指標を定めている。
 こうしたことから士別市でも、食育推進計画の策定に向けて準備を進めることになったもの。
 士別市内では、まるかじりフェアをはじめ、まなびとくらしのフェスティバルなど、食育に関したさまざまなイベントが行われている。
 また学校給食や食生活改善協議会、消費者協会などの団体でも食育の取り組みを行っている。

 士別市が本年度に建設する農畜産物体験交流工房は、地元農畜産物を使った安全で安心な加工品作りによる、食育の拠点施設としての役割を担うことになっている。
 それぞれの機関や団体の取り組みによって、市民の食に対する関心は高まってきており、市では今後策定する推進計画を、食育の施策を展開していくための総合的な指針にしようとしている。
 そのため、推進計画の策定にあたっては、全庁横断的な検討組織を立ち上げ、関係団体との意見交換を重ねながら本年度中には素案を作成したいとしている。

 来年度には、関係する団体などとの意見交換をさらに行いながら、食育フォーラムを開催するなどして、09年度中には食育推進計画を策定する予定となっている。
 道内市町村ですでに食育推進計画を策定しているのは、4月現在で18市町村。
 特に旭川市や名寄市、深川市など、農業を基幹産業とする地域では比較的早い時期に策定している。

 農業を基幹産業とする士別市でも、食に対する安全・安心、さらに食に関する教育の重要性を認識し「全市的な課題として、食育の基本的な方向を示す計画としていきたい」としている。
 市では6月中にも庁内の検討組織を立ち上げ、策定に向けた作業を進めていくことにしている。