【剣淵高校:4年目迎え、連携授業の役割増す】
 2008年5月31日付

 剣淵高校(樋口良弘校長)の学校農場で29日、剣淵小学校との連携授業が 行われ、児童らが田植え体験を行った。04年からはじまった連携授業では福祉体験も実施しており、児童たちが農業や福祉への理解を深めている。高校では保育所や高齢者などとの交流も積極的に行っており、農業、福祉のまちづくりに大きな役割を果たしている。

 農業国際コースを持つ剣淵高校は、学習活動の一環として、地元の基幹産業である農業への理解を深めようと04年度から剣淵小学校と連携授業を実施している。

 今年度は29日に最初の連携授業を実施。高校の農場にある田んぼに5年生児童31人が訪れ、農業国際コースの3年生17人の指導で田植え体験を行った。
 農家の子どもも多いが、田んぼに入ったことのない児童がほとんどで、はじめは泥の感触を怖がる児童もいた。
 田んぼに慣れた児童たちは、生徒らの手を借り、泥だらけになりながらもていねいに苗を植えていた。

 田植えをした児童は「はじめは難しかったけど、植え方のコツを教えてもらって上手に植えることができた」などと感想を話していた。
 児童たちが植えた稲はときおり観察に訪れるなどをしながら、秋には自分たちで稲刈りをし、出来上がったお米でのおにぎりパーティーも計画している。

 小学校と高校の連携授業は30日に小学校で菜園づくり、6月に花壇づくりなどを行う。
 連携授業は農業体験だけでなく、福祉の授業も行われており、生活福祉コースの生徒が児童たちに車いすの使い方を指導するなども行っている
 連携授業は小学校の児童たちに農業や福祉への理解を深めるだけでなく、生徒らが児童に指導することで、学習をより深いものとすることができているという。

 また老人福祉施設などでもフラワーセラピーを取り入れた交流を行い、29日には剣淵保育所に農業国際コースの2年生が訪れ、年長・年中の園児らと菜園づくりも行っている。

 保育所からお年寄りまでのこうした連携を通じて、剣淵高校が農業や福祉のまちづくりに果たす役割は高まっている。