【上士別町でホタル観賞の見学路整備】
2008年6月8日付
市民にホタルを鑑賞してもらおうと、士別市はこのほど上士別町22線の「ホタルの里」の見学路整備を行った。ホタルの見ごろは7月中旬以降を見込んでおり、市は8月にホタル鑑賞を盛り込んだ宿泊体験ツアーも開催することにしている。
かつて上士別町内では、毎年のようにホタルの観賞会を行っていたが、その後の乱獲などによってホタルの数は激減してしまった。
そこで上士別ホタル部会(山田道行部会長)が、砂防ダムの整備でできた親水池に94年から2年間かけて、ホルの幼虫のエサをなるカワニナの定着を図り、96年からホタル幼虫の放流を地道に続けてきた。
そうした努力が実り、03年には再び鑑賞会を行えるまでにホタルが増えてきた。
ホタルの里は上士別町22線の山林内にあり、親水池の周辺は雨が降ると足もとが悪いため、市民に安全にホタルを鑑賞してもらおうと、今月3日から市が見学路の整備を開始した
見学路は親水池沿いの全長50メートル。幅は1・5メートルで、砂利の上に環境に配慮したチップ材を敷き、見学者の足にも優しい造りとした。
また見学者の安全やホタルを守るために、見学路の両側に学校の廃材を利用した柵も設置した。 見学路の整備は6日で完了し、今後は道道滝上線沿いに案内板を設置するなどして、ホタルの里のPRを行っていくことにしている。
また市では8月2日と3日に1泊2日の夏休み宿泊体験ツアーを計画しており、羊と雲の丘のシープドッグショーやフットパスなどのほか、今回初めてホタルの里の見学もツアーに盛り込むことにしている。
上士別ホタル部会の山田部会長は、「ホタルの里が士別の新たな観光につながり、交流人口が拡大してくれれば」と期待を寄せている。
ホタルの見ごろは7月中旬から末ごろまでの予定で、「マナーを守って楽しく鑑賞してほしい」と呼びかけている。