【サフォーク:ブランド確立へ大きく前進】
2008年7月17日付
国が本年度から実施する地方の元気再生事業で、サフォークランド士別プロジェクト(千葉道夫委員長)提案の「士別羊のブランド化への挑戦」が、採択の見通しとなった。この事業では、国から2500万円ほどの補助を受け、大都市圏での試食会、士別産サフォーク肉の評価委員会設置、預託生産に向けた実証実験などを行いながら、士別産サフォークのブランド確立を目指すことにしている。
地方の元気再生事業は、地域の活性化を図るための地方が提案した事業に対して、国が財政支援する事業として本年度から実施している。
この事業には本年度、全国各地から1186件もの提案があり、士別市ではサフォークランド士別プロジェクトが実施する「士別羊のブランド化への挑戦〜士別羊を松阪牛や神戸牛を上まわるブランド肉に」と題した、士別産サフォークのブランド確立に向けた取り組みについて、提案を行っていた。
このほど内閣府から事業採択の内示があり、士別市の提案が採択となる見通しとなった。
サフォークランド士別プロジェクトが実施する事業は、総事業費2557万7千円で、すべて国からの補助によるもの。
事業取り組みの目標として@ブランドの確立A高品質羊肉の改良と維持B飼養農家の拡大C羊を核とした地域産業発展と観光客などの交流人口拡大の4項目を目標に掲げている。
ブランドの確立では、東京・大阪・名古屋で試食会を実施するなどして、販路の拡大に向けた取り組みを行う。
高品質羊肉の生産に向けては、独自の評価委員会を設け肉質の改善を図りながら、枝肉の格付け出荷を行っていく。
また、サフォーク種に他の良質肉用種を交配させながら、品種改良体制を築いていくための交雑試験も実施する。
サフォークの飼養農家が減少してきていることへの対応については、預託生産に向けた実証試験を行いながら、飼養農家の拡大を図っていくことにしている。
また、地域産業の発展に関しては、スープカレーに続き羊肉を活用した加工品商品化への試験として、レトルトシチューの試作に取り組み、市場調査などを行うことにしている。
これらの事業は、サフォークランド士別プロジェクトでこれまでにも計画してきた事業で、「国の補助を受けることで、ブランドの確立、販路拡大、地域振興の各種事業を一気に実施することができる」としている。
地方の元気再生事業は単年度事業だが、事業評価で事業効果が認められればさらに1年継続となる道もあり、サフォークランド士別プロジェクトでは「この事業を活用しながらブランド化に向けた土台をしっかりとしたものにしていきたい」と、今後の事業展開に期待をかけている。