【士別産サフォーク:通年出荷も可能に】
 2008年7月19日付

 最新の急速冷凍整備を導入した、士別市内のしずおエコロジー叶H品加工事業部で、先週から士別産サフォークラムの出荷が始まっている。本年度の士別産サフォークの出荷は、昨年度より4割ほど増える見込みとなっており、鮮度を保ったままの状態で冷凍ができるシステムの導入によって、これまでは出荷時期が限られていた士別産サフォークも通年出荷が可能となっている。

 士別産サフォークラムには今年5月まで、士別市の第3セクターである羊と雲の丘観光鰍ェ一元集荷していた。

 今年5月下旬からは、かわにしの丘しずお農場が士別産サフォークの一元集荷を行ってきている。
 かわにしの丘しずお農場の関連会社である、しずおエコロジー叶H品加工事業部は、集出荷体制を整えるため南町に総事業費約3千万円をかけて食品加工所を建設。

 食品加工事業部では、食肉処理された枝肉の除骨を行ったり、部位ごとに分けるなどの加工を行い、加工所からサフォーク肉を出荷することになっている。
 鮮度を保った状態で急速冷凍ができるCASシステムと冷凍車を導入。

 このシステムの導入によって、品質・味を保ち生に近い状態でいつでもサフォーク肉を出荷することができるようになっている。
 すでに保健所の許可もおり、先週から加工所での出荷が始まっている。
 これまで士別産サフォーク肉は、高品質を維持できる冷凍施設などがなかったこともあり、その出荷時期は7月から11月ごろまでと限られていた。

 同社が最新の冷凍システムを導入し出荷体制を整えたことで、通年での出荷が可能となる。
 このことは、今後もサフォーク増頭計画や販路拡大に向けて好材料となる。

 さらに出荷時のコストも低減され「それをサフォーク生産者に還元できる」と同社では話している。
 18日と19日には、東京都内の高級スーパーが東京ドームで開催した北海道フェアに、同社から出荷したサフォーク肉が出品・販売され、好評を博した。

 昨年度の士別産サフォークラム肉の出荷は140頭ほど。
 本年度については、昨年行った季節外繁殖の成果もあり、昨年度より4割ほど多い200頭の出荷が予定されている。

 それだけに、かわにしの丘しずお農場としずおエコロジーの集出荷は、今後の士別産サフォーク肉の流通に大きな期待が持てることになる。