ホタルの里:見頃、緑の光が闇夜に乱舞】
2008年7月23日付
士別市上士別町にある「ホタルの里」で、ホタルが見ごろを迎えている。市が今年、見学路を整備したこともあり、毎晩のようにたくさん市民がホタル観賞に訪れている。いまがホタルの最盛期。周囲が闇に包まれると緑色の小さな光が無数に飛び交い、幻想的な風景を見ることができる。上士別ホテル部会の山田道行部会長は「市民のみなさんに楽しんでもらえいれば」と話している。
「ホタルの里」は、上士別町22線の道道士別滝上線から約1・2キロメートル東側に入った山林内にある。
上士別ホタル部会が、砂防ダムの整備でできた親水池にホタルの幼虫のエサとなるカワニナを94年から2年間かけて放流。
その後、98年からホタルの幼虫を放流し続け、03年には観賞会が行えるまでその数を増やしてきていた。
ただ、親水池周辺は未整備だったため市が本年度、親水池沿いに幅1・5メートル、長さ50メートルの見学路を設け、誰もが安心してホタルを観賞できる環境を整えた。
今年は7月に入ってから暖かい気温が続いていたこともあって、例年より10日ほど早い7月5日ごろからホタルが飛び交うようになった。
ホタル部会の山田部会長によると「今年のホタルの数は、これまでにないほど多い。昨年から親水池の水を管理したことが、その数を一気に増やしたのでは」とのこと。
ちょうどいまがホタル観賞の絶好の時期を迎えており、ホタルの里には連日のように家族連れなどが訪れている。
ホタルの里の周囲には街灯や住宅がほとんど無いため、午後8時ごろになると夜のとばりが降り、真っ暗な闇の世界に包まれる。
そのなかに、緑色の小さな光を放ちながら無数のホタルが飛び交う姿は、まさに幻想的。
ホタルを見るには、午後7時30分過ぎから9時くらいにかけてが最適な時間帯になるという。
「ここのホタルはお盆ごろまで見ることができるが、大群を楽しめるのは今月いっぱいくらい。少なくとも200〜300匹のホタルが飛び交っているのでは」と山田部会長。
乱獲などによって一気にその数を減らしてきた経緯もあるだけに、「マナーを守って観賞してもらいたい。防虫スプレーなどは使わないでほしい」と呼びかけている。