| 2003年2月8日(土) 昨年1月19日、幌加内町ほろたちスキー場でのスノートレッキングの帰り、せいわ温泉「ルオント」から左に見える山々に目を奪われる。
「すげ〜〜……この地方には珍しい鋭い稜線の山だなあ」こんな会話を車の中で交わし、いつ かは行きたいと、密かに夢を膨らませていた山である。
そして今日念願の登頂の日が来たのだ。私たち3人は朝6時士別を出発した。
士別を出たときは、天気予報のとおり青空に恵まれそうな気配だったが、西に向かうにつれ、朝霧が濃くなり、雲も多くなってきた。
順調に車を走らせ行き過ぎたものの、歩き始めの予定地「13線川」にかかる橋に到着。それぞれ歩く準備を終え、6時50分スタート。
少しずつ東の空が明るくなり、朝日が昇ろうとしていた。
「天気になってほしいなあ」と願いつつ、GPS(衛星を捉え、自分の位置を測定する機器)で方向を確認し順調に歩く。
13線川に沿って歩くこと1時間20分。標高290m地点でいよいよ尾根に取り付くため、斜面を登り始める。
標高440m地点で、すばらしく大きな樹木が現れる。
残念ながら木の名前は分からないが、樹齢は相当経っているだろう。かなり大きな枝振りだ。そこで、小休止を取り再び歩き始める。
450m地点で尾根にあがり、ここからは尾根歩きだ。尾根と言っても、アップダウンの繰り返し。 結構疲れる。
中間ポイントとしていた656m地点を9時30分に通過。予定よりちょっと遅れ気味だ。
休憩もそこそこに、今回の最大の難関、急斜面の登りが始まる。
3人で交替しながらラッセルだが、やはりラッセル隊長のNさんにはかなわない。
私の倍はこなしているが平気な顔だ。私はちょっと歩くとヘロヘロになるのだが……。日ごろからの鍛え方が違うってことか。
稜線が近づくにつれ、傾斜もきつくなり、ジグを切りながらの登り。そして、この頃から視界が悪くなってきた。雪が降っているわけではないのだが、曇って100mほどの視界だ。
迷わないようにテープで目印を付ける。
そして、11時10分、標高910m小平蘂岳への稜線に着いた。
この時点ですっかり視界も悪く、50mがやっとの状態だ。(文責・写真:幸)
(写真上=途中に現れた木、風雪に耐えながら数百年か)
(写真下=学田峠から見た小平蘂岳山塊全景)
【今回の行程】
行 先 小平蘂岳(おびらしべだけ:960・5m)
標高差 741m(累積標高差772m)
距 離 片道6・9キロ
時 間 登り4時間50分 下り2時間30分
道 具 スキー3人
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