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2008年
知って得する
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ヘリコバクターピロリって?
その2
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![]() 内視鏡 |
その他にも血液や尿・便を用いた方法があります。これらの検査には一長一短があるので主治医や専門医に相談してみましょう。
ピロリ菌の感染が見つかった場合の治療方法として、菌を消失させるための治療(除菌)を行います。
2種類の抗生剤を併用して1週間内服します。この短期間の服用で、90%超の方が除菌に成功されています。残念ながら除菌に失敗された方は、抗生剤を変更してもう一度再除菌に挑んでみます。この薬には副作用として便が柔らかくなったり、下痢をしたり口の中が苦く感じるようになったり、皮膚に薬疹がでることがあります。副作用が出現しても、症状が軽症であれば除菌治療は継続します。便に血が混じったり、発熱を伴う全身の発疹が出
現した場合は直ちに、主治医に相談しましょう。
内服薬を自分で勝手に判断し中断してしまうと、除菌に失敗してしまいます。失敗してしまうばかりでなく、抗生剤に対して耐性菌が出現する可能性があります。耐性菌ができると再び除菌することが、難しくなってしまうのです。感染は幼少期に起こるので、除菌に成功された方の再感染率は非常に低いといえます。
ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍で高率に検出され、胃癌の発生も確認されています。また、皮膚科領域の病気とも関連性が示唆されているようです。最近では北海道大学のマウス実験で、癌だけでなく血液の病気の発症も確認されました。
ピロリ菌が原因で、慢性活動性胃炎が胃癌へと変化するとも言われており、できるだけ多くの方に検査を受けて頂きたいと思います。ピロリ菌を消すことで、将来的に胃・十二指腸潰瘍や胃癌の予防にもつながるのです。「病気になる前に予防する」が、いま求められている医療なのです。