【ヘッドライン】 2008年4月1日付

【和寒町】 中和トラクター利用組合が設立40周年迎える

 和寒町の中和トラクター利用組合(金児義明組合長)は29日、設立40周年を祝う記念式典を開催した。
 同組合は農業用トラクターを集約的に利用し、農業生産の近代化と農家経済の向上を図ることを目的に、1968年(昭和43年)に中和地区の農家29戸が参加して設立したもの。

 昭和40年代は国の農業政策として、ほ場の大型化による大型農業機械の共同利用で、生産性向上を目指すための生産組織の育成が推進され、各地で多くの機械利用組合が設立された。
 和寒町内でもいくつかの利用組合があったが、現在は中和トラクター利用組合だけとなっている。

 同組合では農業機械の共同利用のほか、堆肥生産事業も実施しており、堆肥盤を整備し、良質な堆肥を効率よく安価で生産するなどもしている。
 町内の飲食店で行われた設立40周年記念式典には組合員ら20人ほどが出席して行われた。

 はじめに金児組合長が「町や農協の指導協力、先人の努力でこの日を迎えることができた」と述べ、感謝の意を述べた。
 同組合は高齢化や後継者不足、機械の独自所有による退会などで、組合員が10戸に減少しており、金児組合長は「組合運営に大きな不安はあるが、共に歩んだ40年を誇りに、先人の気概と勇気を持ち、知恵を出しあって今後も最善の努力をしていきたい」と式辞を述べた。
 式典では長年組合に貢献した役員や組合員などに功労賞や感謝状を贈呈した。

 来賓の伊藤昭宣町長は「農業機械の共同化という先駆的な取り組みには苦労も多かったと思う。今後も経営安定のための活発な活動を期待している」と祝辞を述べた。

 北ひびき農協の川江和男副組合長も「設備投資の共同化で生産コストを抑えるという点で組合の活動は大事になってくる。喜びある豊穣の秋を迎えてほしい」と述べた。

 受賞者を代表して阿部賢一さんが「この40年、先代が決断し、我々が引き継いできた。3代目の後継者不足、厳しい農業情勢などの課題はあるが、今後も中和地域の発展に努めていきたい」と謝辞を述べた。 

 式典終了後は祝賀会が行われ、組合員達は40年の歩みを振り返っていた。