【ヘッドライン】 2008年4月3日付
【和寒町】 旧三和小、教育特区の認定受ける
04年3月に閉校した旧三和小学校の跡地利用について、和寒町は31日付で構造改革特区域の認定を受けた。
札幌でフリースクールを運営している且D幌自由が丘教育センター(亀貝一義代表)が独立した通信制高校として09年4月の開校を目指したいとしている。
旧三和小学校は97年に新校舎を建設、7年ほどでの閉校となったため、町はこれまで地域住民らと跡地利用について検討していたが、いずれも白紙となり、町の懸案事項となっていた。
NPO法人も持つ且D幌自由が丘教育センターは、札幌市北区に不登校などの小中学生を対象としたフリースクールを開設、02年4月には星槎国際高校のサポート校として高等部を開設している。
同学園は高等部を独立した通信制高校として展開していきたいとしており、夕張市にある廃校での開設を検討していた。
自由が丘学園の亀貝代表は和寒町出身でもあることから、町は昨年8月ごろに同学園に対して旧三和小への誘致を行っていた。
昨年9月に夕張市が受け入れを断念したことで、同学園は町へ旧三和小の校舎を活用した株式会社による通信制高校開設の提案書を提出した。
通信制高校の誘致については教育委員会議や三和小跡地利用検討委員会、地元住民への説明会などが行われ、誘致に前向きな意見が出されていた。
町は通信制高校誘致のため、内閣府に「自然の恵み野和寒町教育特区」の計画書をを1月22日に申請しており、3月31日付けで認定された。
これにより且D幌自由が丘教育センターから高等学校設置許可申請書の提出を受けることができる。
町では第1回町議会定例会で和寒町教育特区審議会の設置条例を定めており、今後地元住民や教育関係者などをメンバーとして審議会を立ち上げたいとしている。
審議会は町長の諮問機関として設置、6月上旬ころに答申を提出したいとしている。
通信制高校は基本的にレポートの提出などでよいが、年に数回スクーリングと呼ばれる教師らと対面し授業を行う時間があり、同学園では旧三和小をその拠点として活用。
学園では農業や福祉、自然など和寒町の環境を活かした学習を行い、地元講師などで町民との交流も図っていきたいと考えている。
開校は09年4月、生徒募集は8月ころを予定、定員は80人で3ヵ年順次総員し、教員をふくむ約250人が和寒町を訪れるようになると思われている。
和寒町の田代里志教育長は「特区の認定を受けてほっとしている。今後開校に向け準備を円滑に進めていきたい」と話している。