【刺 針】 2012年2月1日付

 28日に士別市多寄町にある大手タイヤメーカーのブリヂストン北海道プルービンググラウンドで市民見学会が行われた。

 また29日には自動車メーカーであるマツダ社が剣淵町の耐寒試験場で一般開放イベントを実施している。

 この地域に試験場を有する企業が相次ぎ地域との交流する機会をつくったことになる。

 特に剣淵町に試験場を有しているマツダ社は、88年に町民有志がマツダとふれあう会を発足させてから毎年、昼間に一般開放イベント、夜には歓迎交流会を開催して地域とのふれあいを深めてきている。
 士別市にはブリヂストン社以外にもトヨタ、ダイハツ、ヤマハ、交通科学総合研究所と数々の試験場が名を連ねている。

 ブリヂストン社の市民見学会で、この地を試験場として選定した理由について、気温や降雪など野環境条件、交通の利便性、地域としてのノウハウなどをあげていた。

 他社についてもこの選定理由は、おおむねあてはまるのではないだろうか。
 設置の目的が試験・研究ということからすると、その施設を一般に開放することは企業としても二の足を踏むのはごく当然のこと

 そうした状況のなかで市民見学会や開放イベントを行ってくれることは、企業に対する理解が深まっていくことになる。
 そのつながりこそが、地域にある企業として親近感を持つことになるのだろう。
 他の企業についても、さまざまな形で地域との結びつきを持ってきている。それは地域経済にとっても大きなメリットになっているはず。

 何よりも、外からの視点を持つ人たちとの交流によって得られる情報やアイデアというのは、これからの地域を活性化していくうえで大いに参考となることがたくさんあるはずである。

 剣淵町のマツダとふれあう会のような、企業と地域のかかわりはまさに理想型といえるのではないか。
 こうした取り組みがまだまだ続いていくことを期待したい。
(功)