【刺 針】 2008年3月8日付
近年は生涯学習が広く浸透し、さまざまな市民活動が積極的に展開されている。
生涯学習とは、自由な意志に基づいて、それぞれに合った方法で生涯にわたって学習していくことを意味しており、90年に生涯学習振興法で法制化されている。
この地方でも個人やサークルが、自らの充実や生活の向上を目指し、さまざまな学習活動を行っている。
士別市の九十九大学には毎年30人以上の市民が入学し、最近の国際情勢と時事問題などの教養学習と、体育、レクリェーションなどの実技や選択学習、さらには公共施設の環境美化、市民文化祭への参加などの奉仕活動にも積極的に取り組んでいる。
また士別市生涯学習情報センターいぶきは、今年度の利用件数が昨年度を大幅に上回っており、生涯学習活動の拠点として市民に定着している。
道教委が実施している道民カレッジの登録者は、連携講座を開催するようになったここ数年で大幅に増加。上川管内でも士別市は上位の登録者数となっており、市民の生涯活動への関心の高さがうかがえる。
生涯学習を推進するには、市民が参加したい、学びたいという関心や意欲にそうような学習機会の提供や講座の開設など、そのニーズに対応することが重要となってくる。 士別市では生涯学習に関する相談体制を充実させるため、03年度から庁内の各課・各機関に生涯学習インストラクターを配置し、市民の学習相談に応じている。
今後は全庁的なインストラクターの配置を目指しているほか、将来的には市民のなかから学習活動を指導・助言する推進者が多く生まれることを期待してその育成に努め、行政職員と市民が連携して生涯学習活動が展開できる体制を目指しているという。
今後さらなる生涯学習の推進のため、市民が求める生涯学習への取り組みを進めるとともに、誰もが気軽に学習に参加できる環境づくりにも期待したい。(奈)