【刺 針】 2008年3月15日付
多寄町31線の白鳥の宿周辺に、今年もハクチョウが次々と飛来し、美しい姿を披露している。
現在、白鳥の宿周辺で羽を休めているのは約50羽。
福島県の猪苗代湖などで越冬し、これから産卵のためにシベリアへ向かうハクチョウたちだが、近年は温暖化の影響からか南方に向かわずに、市内の天塩川沿岸などでそのまま冬を越すハクチョウの姿も見られるという。
毎年多くのハクチョウが滞在する白鳥の宿では、町内の小学生たちが協力して地域の豊かな自然とハクチョウが快適に過ごせる環境を守っていこうと、環境学習の一環として毎年周辺の清掃活動に取り組んでいる。
この地方では多くの小中学校で、子どもたちが環境学習に取り組んでいる。
子どもたちの身近にはすばらしい自然があり、各学校では河川の水質調査や稚魚の放流、地域のごみ拾いや花の栽培など、さまざまな取り組みを通して、子どもたちは自然のすばらしさと、これを保護していく大切さを学んでいる。
近年は身近な環境から地球規模に至るまで、便利で快適な生活が引き起こした環境問題が大きな課題となっている。
課題解決のためには、日ごろから環境問題を意識しつつ、これらの環境問題を自分のものとして解決していこうとする意識と、一人ひとりが環境に優しい暮らしを考えていく必要がある。
そのためにまずは身近な自然や身の回りの環境への理解を深めることから始め、一人ひとりが生活様式などを見直し環境に配慮した生活が実践できるよう、子どものころから継続して取り組む環境学習が重要になってくるのではないだろうか。
そして子どもたちが毎日の生活のなかで自ら環境について考え、行動する力を身につけていくことにより、環境問題解決への小さな一歩につながっていくことを期待したい。(奈)