【刺 針】 2008年3月22日付

 3月も下旬となり、連日春を思わせるような陽気が続いている。
 10日には士別市の気温が10度を超えるなど、4月中旬並の陽気となり、雪解けも一気に加速しつつある。
 例年この時期は寒暖の差が大きくなり、氷のように固くなった屋根の雪が落ちて下敷きとなったり、雪下ろし作業中の屋根からの転落や、除雪機に巻き込まれるなどして尊い命を落とす事故が多発する時期でもある。
 道警によると道内では昨年の冬期間、落氷雪などによる事故が44件発生し、7人が亡くなっている。

 士別警察署管内でも今月、屋根の雪下ろし作業中の男性が亡くなる痛ましい事故が発生した。
 雪解けとともに、屋外で遊ぶ子どもたちの姿も目立ち始めたが、全道的にその子どもたちが落氷雪の被害に遭うケースも少なくない。

 事故の防止には、道路に面した屋根の雪や窓枠などに付着した氷柱を常に点検し、早めに下ろしておくことが重要となる。
 さらに子どもたちが落氷雪のおそれのある軒下で遊んだり歩いたりしないように、保護者や見かけた周囲の人たちが注意をすることも必要になるだろう。
 また最近は速度を上げて走る車を多く見かけるようになった。

 日中の幹線道路は一部路面が乾燥しておりし、ついスピードを出しがちになってしまうのだろう。
 しかし橋の上や日陰、山間部などでは、まだ路面が凍結している場所も多く、これまで以上に天候や路面の状況に応じた適切な運転が求められるだろう。

 今後は自転車の利用機会も増加し、子どもや高齢者の急な飛び出しに注意が必要になる。

 長い冬も終わりに近づいているが、常に安全に気を配り、周囲に配慮した運転を心がけたい。(奈)