【刺 針】 2008年3月28日付

 先日、車を運転していて「はっ」とした。
 自転車に乗った子どもたちが交差点に飛び出してきたのだ。

 街中の交差点と言うこともあって、注意深く進入したつもりだったが、あわやの状況にしばらくは背筋がぞくっとしてしまった。
 今年は2月以降まとまった積雪もなく、3月に入ってからの陽気でいまはすっかりと春の気配になっている。

 道路の舗装がすっかりと顔を出すと、自転車利用者が急激に増えてくる。
 特に子どもたちにとっては、春の開放感もあいまって、ペダルを漕ぐ足にもついつい力が入ってしまうことだろう。
 子どもの飛び出しは、自転車だけではない。

 これからますます雪解けが進むと、住宅街のあちこちで野球やサッカーなど屋外での遊びも活発になっているくる。そんなとき、ちょっとボールがそれれば、それを追いかけて子どもが飛び出してくることも十分に考えられる。

 ハンドルを握るドライバーにとっては、しっかりと周囲に注意を払った運転が必要となる時期だ。
 また、子どもたちには保護者をはじめとした大人たちが、注意を呼びかけていかなければならないだろう。

 4月になれば、初々しい新一年生たちがランドセルを背負いながら通学する姿も見ることができる。
 黄色いランドセルカバーや愛の鈴は、子どもたちの交通安全願う地域の思いである。

 若葉色の「初心者マーク」をつけたドライバーも増えてくる。日が長くなってきたとはいえ、薄暮時には周囲の視界が悪くなのもこの時期だ。

 北国にとって春はのどかな季節でもあるが、交通安全ということに関しては、危険な要素が数多く潜んでいるころでもある。
 車を運転するドライバー、自転車を利用する子どもたち、そして道を歩く歩行者。すべての人たちが、交通安全の意識を持たなければ、痛ましい交通事故は減っていかないもの。

 交通安全の心構えを、常に持ち続けていきたいものである。 (功)