【刺 針】 2008年3月29日付
士別市ごみ減量化推進協議会と士別市が主催するごみ減量化フォーラムが先日、市内で行われた。
会場には約200人もの市民などが集まり、ごみ減量化に対する関心の高さがうかがえた。
フォーラムの講師を務めたのは環境アドバイザーとして多方面で活躍している石塚祐江さん。
士別市は現在16分別でのごみ回収を行っているが、石塚さんによるとそれぞれの自治体ごとに分別方法が大きく異なっているという。
富良野市では24品目の分別を実施しているほか、名寄市ではごみを乾燥・加温して炭にする道内で例のない採用した施設を03年度から稼働させている。
近年は道内でもごみ袋や粗大ごみ回収を有料としている自治体が増加している。
士別市でも09年度からは一般ごみ、生ごみ、衛生ごみの分別・有料化を予定している。
石塚さんによると国内で1人が1日に出すごみの量は全国平均で1124cで10年以上横ばい状態が続いているという。
また1人あたりのレジ袋使用量は年間300枚以上、原油に換算するとタンカー2隻分にもなるそうだ。
士別市では07年4月からレジ袋でのごみの排出を禁止。ノーレジ袋・マイバック運動を推進している。
昨年11月に市内の大型店5店舗を対象にマイバック持参率を調査したところ、平均持参率は全体で23・7%となり、買い物客のほぼ4人に1人がマイバックを持参しているという結果となった。
市民のあいだにも、リサイクルやごみ減量化への理解は深まりつつあるのだろう。
しかし分別やリサイクルでごみ問題は解決すると考える市民は少なくないのではないだろうか。
排出したごみはさまざまな環境汚染や、人体への危険な影響を与えかねない。
ごみ問題ではリサイクルよりも「ごみを減らす」「ごみを出さない」意識を持つことが重要になってくるのではないだろうか。
7月には環境をテーマとした北海道洞爺湖サミットが開催される。
これを契機にいま一度あらためて、自らの暮らしと環境問題について考えてみてはどうだろうか。 (奈)