【刺 針】 2008年4月2日付

 士別市と愛知県三好町が友好都市提携を結んだのが00年7月。
 提携後は両市町の交流が活発となり、これまでに相互に行き来した住民の数は、延べで1800人にも達している。

 市や議会、自治会、さらにはスポーツ少年団、小学生、文化団体、体育団体など、交流の輪は着実に広がってきた。
 頻繁な人の往来によって両市町の交流はいまや、住民レベルとして定着してきたと言えるだろう。

 剣淵町でも、香川県の旧志度町、さらには富山県旧大門町と交流があり、両町が合併したのちもさぬき市、射水市と友好都市提携を結び、盛んな交流が行われている。
 こうした友好都市との交流は、異文化を体験する貴重な機会である。

 とりわけこの地方で過ごしている子どもたちにとっては、北海道という広大な生活圏で暮らしていると、なかなか道外へ出かける機会は数少ないだけに、自治体が交流機会を用意することは意義深いことだろう。

 われわれが暮らしている道北と、士別市や剣淵町で友好都市提携を結んでいる都市とでは、気候に始まり生活慣習、文化などあらゆる面で違いがある。

 交流を通して、こうした違いをじかに体験できることは、机上の学習だけでは得られることのできない大切な経験となるだろう。

 それぞれの市町では、たくさんの市民や町民が交流事業に参加できるよう補助制度を設けるなどして、積極的な活用を促している。

 そんな制度を活用しながら、市民・町民レベルでの交流を根づかせていくことは、これからのまちづくりにも大いに役立っていくことだろう。

 息の長い地域間交流がこれからも続き、その刺激が人材の育成につながっていくことを大いに期待していきたい。 (功)