【刺 針】 2008年4月9日付
先日、旭川市内のある靴屋に行ったときのこと。
足元も衣替えシーズンということもあってか、店内は春の新製品を求めるたくさんの人たちでにぎわっていた。
店のスタッフは4人。よく見ると、1人の客に1人のスタッフがつき、マン・ツー・マンのような形で応対している。
そのため、なかにはサイズを探している客がなかなか店の人に声をかけられず、戸惑いの表情を浮かべている人も。目配りの足りない状態がしばらく続くと、結局は何も買えず店を出てしまう人がいたほど。実にお粗末な接客対応である。
この店とは対照的に、年に何回か足を運ぶ札幌の服屋は、実にスタッフの教育が行き届いている。黙って商品を見ていたときは寄ってくることはなく、聞いてみたいころがあるときは声をかけなくとも横に立ちに、こやかに応対してくれる。そのタイミングが実に素晴らしい。
相手が何を望み、何を求めていているのかを、スマートに感じ取っているのである。そうしたスタッフの心づかい≠セけでも、大いに満足させてくれるものだ。
これこそが「サービス」の極意ではないだろうか。
どんな高品質な商品であっても、それを売る人の態度が高圧的だったりすると、気分を害してしまうもの。
逆に商品の価格が少々高いとしても、スタッフの対応が適切だったりすれば、気持ちよく購入できることもある。
接客などのサービスの善しあしによって、商品の価値や店のイメージを左右することだって数多い。
この地域の役所や事業所などでも、新入職員の姿を目にすることの多い時期である。
おそらく、上司や先輩、さらには研修等で、接客の基本的なマナーを教わるはず。
相手がいい思いをしてくれるような接客、サービスのあり方をしっかりと身につけてもらいたい。
そのことが企業や事業所などのイメージアップに大きく貢献していくことになるからだ。 (功)