【刺 針】 2008年4月11日付

 医療制度改革によって、すべての被保険者と被扶養者に対して特定健診などを実施することになっている。

 士別市国民健康保険が策定した実施計画によると、特定健診受診者の目標値を08年度で32・36%とし、5年後の2012年度には65%としている。
 市が実施している06年度の基本健診受診率は40歳から74歳までで、24・2%だった。この実績からすると、特定健診に目標値は、かなり高いハードルといえそうだ。

 とはいえ、この実施計画を「絵に描いたもち」のままにしておくと、2013年度以降の後期高齢者医療制度支援分の税率について、ペナルティーが科せられるとも言われており、市としても積極的な実施を図っていかなければならない。

 特定健診のねらいは、生活習慣病の原因とされるメタボリックシンドロームを減少させ、医療費を抑制させること。国としては、毎年のように増加し続ける医療費を抑制するため、あの手この手の施策を実施してきている。
 だれもが病気にかかることなく、健康で過ごすことができれば、医療費を気にすることもないはず。しかし、いつ病魔に襲われるか分からないで暮らしているのが、現実だろう。

 だからこそ、常に予防策を講じておくことが大切。つまり、自分自身の健康状態をしっかりとした数値で把握しておくということだ。
 健康なときの数値を知っていることは、何か異常を感じたときとの比較になるどうし、何をどのように改善していけばいいのかの目安にもなる。
 まずは自ら、病気予防の意識を持つことだ。

 特定健診は無料で受診できる。また、より詳しい検査望むなら、人間ドックという方法もある。士別市成人病健診センターは4月から人間ドックの定員を15人に拡大するなど、受診しやすい体制となっている。

 とにもかくにも、自分の健康は自分で管理するといった意識を持ちたいものである。 (功)