【刺 針】 2008年4月12日付

 共働き家庭や一人親家庭の増加にともない、学童保育の需要が年々増加している。

 学童保育では共働き家庭などの小学生の子どもたちを、放課後や長期休暇中、保護者に代わって預かっている。
 士別市はほくと、あけぼの、西児童センター、朝日の4児童館を設置して学童保育を実施しており、07年度は4児童館合わせて延べ2万7000人以上の児童が利用した。 市内の3児童館では早朝・延長保育のさらなる時間延長を望む声が多いことから、4月からは早朝保育をこれまでの午前8時15分から午前8時に、延長保育で午後5時45分までを午後6時までに変更している。

 07年5月現在、全国の学童保育所は1万6652ヵ所、入所児童数は74万人で、毎年約6万人ずつ急速に増加している。
 さらに定員を超えていることで学童保育所に入れない待機児童も、1万3000人以上となっている。

 また定員を設けていない施設も大規模化が進み、適正規模を超えた子どもたちを預かることで、指導者の目が行き届かない、遊びや活動が制限されるなどの問題が出ているという。

 政府は今年2月に「新待機児童ゼロ作戦」を発表した。学童保育については、10年間で利用児童を3倍にするという目標が立てられている。
 学童保育は、ただ子どもを預かるだけの場ではなく、遊びや日々の生活を通して、保護者とともに子どもたちを育んでいく場である。

 近年は子どもたちが被害者となってしまう事件が全国的に多発している。
 核家族化が進み、さらには共働き家庭が増加しているなか、保護者が安心して仕事に励むためにも、学童保育のさらなる体制整備に期待したい。