【刺 針】 2008年4月19日付
7月の北海道洞爺湖サミットの開催が間近に迫ってきている。
サミットの開催に伴い、多くの警察官が警備に従事することになる。士別警察署でも多数の警察官が不在となることから、士別市防犯協会は自主防犯プランを作成している。
自主防犯プランは、過去の犯罪やその手口を参考に、犯罪を未然に防ぐための抑止力を高めようと作成したもの。 同協会と市自治連が中心となり実施している「地域の目と声をください運動」を対策の基本としており、児童生徒の登下校時に家の外に出て、多くの大人の目を地域に注ぐことで犯罪の抑止をめざしている。
この運動には今年度から士別翔雲高校、士別東高校の両生徒会も参加。自分たちの登下校時に児童たちを見守っている。
自主防犯プランでは他に、交通安全各関係機関・団体と連携し、パトライト作戦の強化や市民への注意喚起など、交通安全への取り組みを犯罪の抑止力としても機能させることも盛り込んでいる。
この地方は比較的凶悪犯罪の発生件数が少ないが、住民の自主防犯意識は高いように思える。
05年末に市内で不審者による児童生徒への声かけ事案が発生した際には、自治会や事業所が独自のパトロール隊を結成して子供たちの安全を見守る活動を展開した。
このパトロールと士別署の巡回強化により、ここ数年市内で声かけ事案は発生していない。
しかしこうした取り組みへの参加は、一部の地域住民に限られているのが現状のようだ。
地域の自主防犯を息の長い活動としていくためには、多くの人たちが活動に参加することで役割を分担し、自分の生活のペースに合わせてそれぞれに負担のかからない工夫で継続することが重要になってくる。
誰もが安心して暮らせる安全なまちづくりのためにも、自分たちの住む地域は自分たちで守るという強い意識を持ち、積極的に活動に参加することを期待したい。(奈)