【刺 針】 2008年4月23日付
士別青年会議所が、地域SNS「しべつくも」を開設した。
SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、仕事や趣味、出身地など共通のことがらでネットワーク構築する、オンライン社会ならではサービスである。その例として有名なのが「ミクシィ」だろう。
そのSNSに地域性を持たせ、コミュニティーを活性化しながら観光や防犯、子育て支援など地域の課題解決に取り組んでいこうというのが地域SNS。
最近では、地域活性の活用手段として各地でこうしたサービスが始まってきている。
地域SNSのような取り組みは、今の時代における新しいコミュニティーのスタイとして位置づけられる。
従来までは、コミュニティー形として一般的だったのが、自治会のような直接的な人と人とのつながりである。
ところが、インターネットなどの急速な普及とそれに伴う活用の広がりによって、人と人が直接顔をあわさなくともコミュニティーを築けるような環境が整ってきたのである。
だからといって、従来からあるコミュニティーのスタイルをないがしろにすべきものではなく、多様化するさまざまな形をいかにして複合的に活用していくかが、これからの地域づくりにも求められていることなのではないだろうか。
地域SNSのようなサービスは、「情報の共有」を主眼としたコミュニティーのスタイル。
急速な勢いで新しい形が出現したことで戸惑う人たちも多いだろうが、不特定多数の人たちがどのような考え方や見方をしているのかを、計り知る手段としては地域SNSのような存在は貴重なもの。
情報を共有することで、新たな物の考え方や形、行動が生まれてくるとすれば、それは地域にとってカンフル剤としての期待を持てるのではないか。
とにもかくにも、「しべつくも」に参加して、地域SNSというのを試してみてはいかがだろう。さまざまな考え方に触れることのできる、絶好の機会だと思っている。 (功)