【刺 針】 2008年5月10日付
春の装いとともに自転車を利用する機会も増え、市内の各小中学校では正しい自転車の乗り方や交通ルールを学ぶ交通安全教室が開催されている。
道路交通法が一部改正され、6月1日から施行されることになっており、各学校の交通安全教室でも改正のポイントなどについて子どもたちに指導している。
今回施行されるのは、自転車の歩道通行ルールの一部変更、自動車の後部座席でのシートベルト着用の義務化、さらに75歳以上のドライバーの高齢運転者マークの表示義務づけなど。
昨年道内では286人が交通事故で死亡しているが、道警によると自動車乗車中に死亡した159人のなかで、シートベルトを締めていない人は77人と48・4%を占めた。 このうち33人は、シートベルトを締めていれば命が助かった可能性があったという。 昨年10月に道警などが行った調査では、道内のシートベルト着用率は運転席で93・9%、後部座席で8・3%と、いずれも全国平均を下回っている。
また5月に行ったチャイルドシートの調査でも、道内の使用率は37・3%と全国平均の46・9%を大きく下回っており、道内のドライバーの安全意識の低さが浮き彫りとなる結果となった。
交通死亡事故の原因は、ちょっとした不注意や気の緩み、技術の未熟さが大半を占めている。
ドライバーだけでなく歩行者や自転車の利用者も、誰もが被害者にもなり、加害者にもなる可能性を持っている。 自分の身勝手な行動がどのような結果を引き起こしかねないのかを常に考えながら、一人ひとりが交通ルールを守り、優しさと思いやりの心を持って行動することができれば、悲惨な交通事故を減らしていくことができるのではないだろうか。 (奈)