【刺 針】 2008年5月11日付
いまや、誰もが「ポイントカード」というものを、1枚や2枚は持っているだろう。
買い物をすると、その金額に応じてポイントがたまり、それを次回の買い物で利用できたり、景品がもらえたりなど、ポイントカードにはさまざまな特典が付いているようだ。
それぞれの店によってカードを発行しているため、人によっては「財布の中はカードだらけ。どれがどこの店のカードなのか、分からなくなってしまう」と言うこともあるのでは。
ただ、買い物をする側にとってはポイントが一つの魅力にもなっており、売る側にとってもセールスの一環として活用する場合も多い。
さて、こうした「ポイント」を地域全体の取り組みとして活用するところが最近増えてきている。
千葉県市川市では、行政に関するアンケートを実施し、その回答者にはポイントが与えられ、たまったポイントで公共施設の利用やボランティア団体への寄付に使える取り組みを行っている。
また、東京都内の商店街では、電車の乗車券や電子マネーのICカードがそのまま使え、獲得したポイントを商店街で使える地域限定ポイントカードの導入が広がっているのだそうだ。
電子マネーが一般化しつつある現在、買い物だけで付与されていたポイントを、さまざまな活動や機会にも与えるハード的な仕組みはすでに出来上がってきている。
例えば、生涯学習活動やボランティア活動に対してポイントを与えたり、獲得したポイントを公共料金に使用できたりと、工夫しだいでいろんな取り組みができる。士別市内では、4月から地元協同組合がサフォークスタンプを発行するようになった。これをベースに、ポイントの対象を拡大していくことだって可能だろう。
ポイントをためる楽しみ。それがまちづくりや地域の活性化につながっていけば、まさに一石二鳥。アイデアを凝らすだけに価値はあると思うのだが、いかがだろう。 (功)