【刺 針】 2009年6月19日付
先日取材先で、住民らが主体的に「まちづくり」の取り組む一端を見ることができた。
剣淵町は2011年度から実施する第5期総合計画の策定準備を進めており、策定の初期段階から町民の意見や提言を計画に反映させようと町民まちづくり会議を設置。
また同日には「異業種まちづくり交流研修会」が開かれ、80人ほどの町民がまちづくりへの課題やアイデアなどを語り合った。
この研修会では8人ほどのグループに分かれ、「皆が住みたい剣淵町づくり」をテーマにグループ討議を行った。
その中ではまちの特性や強み、弱みなどを改めて見直し、どのグループでも日ごろ感じている不安や意見などを熱心に話し合っている姿がとても印象的だった。
剣淵町は20年ほど前から「絵本の里」をキーワードにまちづくりを行ってっおり、絵本の館や絵本の里大賞などの認知度も高い。
ところがこの日の討議では「街並みに絵本の里らしさが感じられない」「『絵本の里』ということが農家収入にはつながっていない」などの厳しい意見も出ていた。
また「統一のマークを作ったブランドづくりが必要」「高齢者の生きがいづくりのための場所があればいい」「農家レストランで地産地消のPRをしていけば」など、さまざまな意見やアイデアが出されていた。
このようなアイデアや課題は町民らが話し合うことで初めて出てくるもの。研修会に参加した人たちにとっても、町の課題や現状を知ることができたのではないだろうか。
まちづくりはこうして住民らが話し合い、意見を交わすことでひとつずつ形作られていくのだろう。
次はその課題やアイデアをどうまちづくりに反映させていくか、住民たちの実践する力を楽しみにしていきたい。 (直)