【1市2町管内:09年は交通事故死ゼロ】
 2010年1月6日付

 士別警察署(黒澤明署長)は09年の同署管内における交通事故発生状況をまとめた。それによると09年は士別市、剣淵町、和寒町とも交通死亡事故が発生しておらず、警察署別の統計を取り始めた1954年(昭和29)以降、初の交通事故死者ゼロを達成した。

 警察署別の統計は1954年から取り始めたが、これまで士別警察署管内1市2町で交通事故死者数ゼロの年は一度もなかった。

 交通事故による死者は1970年には16人だったが、以降は減少傾向にあり、08年は3人だった。

 3日現在で士別市は440日、剣淵町は811日、和寒町では372日交通死亡事故が発生していない。

 初めて死者がゼロになったことで、士別署は「交通安全に携わる関係機関・団体が長年取り組んできた活動が、地域住民の交通安全意識高揚につながった」と話している。

 人身事故は士別市で34件(前年比8件減)、和寒町で11件(7件増)、剣淵町で3件(3件減)と、計48件発生。前年に比べ4件減少している。

 事故による傷者は前年に比べ1人多い計64人。 人身事故の第1当事者は65歳以上の高齢者が10件と全体の2割を占め、続いて24歳以下の若年者も9件と高い割合を占めている。

 事故原因は前方不注意によるハンドルやブレーキの操作ミスが多く、降雪後は追突事故も増加してきている。

 また市街地交差点での出会い頭事故や、郊外の直線道路での単独事故が多い。
 一方で物損事故は763件と、前年に比べ103件も増加。

 冬期間の路外逸脱などの単独事故や、駐車場内での接触事故などが増えてきているという。

 士別署では「今後は高齢者の被害・事故防止対策を今まで以上に推進し、速度違反や飲酒運転の取締りも強化していきたい」と話している。