【国保会計:医療費伸び厳しい状況】
 2010年1月22日付

 士別市議会第1回臨時会が20日に開かれた。臨時会では09年度国民健康保険事業特別会計補正予算で2億2600万円を追加した。今回の追加補正は、医療費の大幅な増額によるもの。市は現在の状況では当初予算に計上した基金からの繰り入れ以外、新たに9千万円程度の基金取り崩しの可能性があるとし、国保会計について「厳しい状況にある」としている。

 この日の臨時会では09年度士別市病院事業会計補正予算、09年度士別市国民健康保険事業特別会計補正予算、北海道市町村備荒資金組合を組織する地方公共団体の数の増減についての3件議案を原案通り可決した。

 国保事業特別会計補正予算では2億2653万9千円を追加した。
 このうち2億0262万円は保険給付費によるもの。

 国保会計では09年度当初予算に保険給付費として17億2540万4千円を計上していた。

 ところが09年3月から10月まで8カ月間での医療費が当初の予算を大幅に上回ったことから、今回2億円を超す補正を組むことになった。

 医療費が大幅に増えている要因は、消化器系や循環器、脳神経など30万円を超す高額医療が急激に伸びたため。

 09年度での基金残高は2億3240万円だが、当初予算では基金からの繰り入れとして7800万円を計上している。

 医療費が大幅に伸びていることで基金を財源としてる5400万円の予備費を使ったとしても、このままの状態では3千万円程度の収支不足になる可能性があるとしている。

 この収支不足分を基金で補うとすれば、基金残高は6千万円程度になってしまい今後の国保運営がかなり厳しい状況となることが考えられている。

 市市民部市民課では「医療費がこのまま増えていけば基金残高が大幅に減少してしまい、深刻な状態となってしまう」とれからの医療費の動向に気をもんでいる。

 士別市病院事業会計補正予算では、市立病院のボイラー業務などを全面委託するための債務負担行為の変更を行った。