【流雪溝:冠水事故、5年間なし】
 2010年1月27日付

 除排雪対策の一環として、士別市内の市街地区には総延長で1万メートルを超す流雪溝が敷設されている。供用開始からすでに14年ほどが経過しているが、流雪溝の閉塞による冠水事故は05年2月以降、約5年間発生していない。市では市民のマナーが向上してきたこととパトロールの強化が冠水事故防止につながっていると見ている。

 士別市内の市街地区を通る流雪溝は、国道で2路線2系統ありその延長は3724メートル。

 道道部分は3路線2系統あり、延長は4108メートル、そして市道部分が5路線2系統で延長は2293メートルとなっている。
 これらをあわせると総延長1万0125メートルもの流雪溝が市街地区を通っている。

 流雪溝の供用開始は95年12月で、流雪溝が敷設されている地域ごとに地先市民らによる協議会が設けられている。

 流雪溝への投雪は、基本的に地先の住民が行うことになっており、地区ごとに投雪時間が決められている。

 流雪溝の供用が始まった当初は、一度に大量の投雪を行い流雪溝が詰まってしまいそれが原因で水があふれ出し、道路が水浸しになってしまう冠水事故が年に1〜2回は発生していた。

 ところが、05年2月25日に流雪溝の閉塞による冠水事故が国道で発生してからは現在まで約5年間にわたり冠水事故が発生していない。

 流雪溝の管理については国道・道道も含め一元的に市が行い、その業務を士別環境整備事業協同組合に委託している。

 流雪溝の閉塞による冠水事故が発生していないことについて士別市施設維持センターでは「時間外投雪や大量投雪がなくなるなど、流雪溝の使用における市民のマナーが向上してきている」としている。

 さらにパトロール員が3台の車両を使って巡回パトロールを行うなど、パトロール態勢の強化も事故防止につながっているとしている。

 流雪溝の投雪口には氷が張り付いてしまい、それが閉塞の原因にもなっていたが、パトロール員が各地域を巡回しながら市民に張り付いた氷を取り除く指導を行うなども行っており、「事故防止としてその効果も大きい」という。

 「流雪溝の運営は市民の協力があってこそ効率的な活用を図ることができる。今後もパトロールを強化しながら、流雪溝のスムーズな運営を図っていきたい」と施設維持センターでは話している。