【短期移住専用住宅:9月末まで予約で一杯】
 2010年2月11日付

 士別市は朝日町に短期移住用の専用住宅を設けて、希望者に貸し出している。今年はすでに5月末から9月末まで予約で埋まっている。いずれも道外の人たちが短期移住を目的として訪れるもので、市では「専用住宅を確保したことで短期移住を受け入れやすくなった」と話している。

 士別市は一昨年、岩尾内ダムとポンテシオダムで発電を行っていた北海道企業局の職員公宅8棟を購入した。
 そのうちの1棟を短期移住者専用住宅として貸し出しを行っている。

 短期移住者専用住宅には日常生活ができるよう家電品、炊事道具、寝具などをそろえている。
 昨年7月から貸し出しを開始しており、昨年は7月から秋ごろまでにかけて3組が士別を訪れ短期移住として専用住宅を利用していた。
 専用住宅の利用申し込みは朝日総合支所地域振興課で受け付けているが、先週から専用住宅の利用申し込みが相次ぎ、すでに5月末から9月末までの4カ月間は予約で埋まってしまったほど。

 予約は東京、埼玉、千葉の夫婦でいずれも1〜2カ月ほど短期移住として朝日に滞在するという。
 市などでは都内の移住フェアに参加して士別への移住をPRしているが、予約した1組はそこで受け取った資料から士別での短期移住を決めたとのこと。

 他の2組についてはインターネットのホームページで専用住宅のことを知り「自然豊かな北海道で生活できることを楽しみにしています」と申し込んできた。
 さらに5月初旬から中旬にかけて、昨年に専用住宅を利用した人からも「もう一度士別に来たい」と問い合わせがあるという。
 専用住宅は1日あたりの利用料金が1370円で、1カ月にすると4万1千円ほど。

 「都会で一軒家を借りることを思えば、お得感があるのでは」と総合支所地域振興課では話している。

 昨年の利用者からは「地域に密着した生活感を体験できる。ここをベースに道内観光が楽しめる」との声もあって、専用住宅を確保したことが短期移住を希望する人たちの誘致に結びついているよう。

 総合支所でも専用住宅の利用者に対しては、市内での行事ガイドなどの情報提供も心がけている。

 地域振興課では「短期移住を希望する人たちにとっては、住宅の確保が大きなポイントとなりそう。この機会に士別の良さを体験してもらい、リピーターの増加や本格的な移住につながっていけば」とこれからに期待をかけている。