【10年度予算案:健全性維持しつつ積極予算】
 2010年2月23日付

 剣淵町は22日に10年度予算案を発表した。全会計の総額は前年度比3・4%増額の47億9930万円。一般会計は前年度比4・2%増額の34億7400万円となっている。10年度のおもな新規事業はとして東中央団地公営住宅整備事業を実施。上下水道料金は新年度に審議会を立ち上げるとした。また特色ある学校づくりを進めようと、小中高校に50万円ずつの交付金を支給するなどの事業も実施する。佐々木智雄町長は「健全財政を維持しながらも、公共事業など積極的な予算となった」とした。

 10年度の行政執行の重点事項として、@健全財政と信頼による協働のまちづくりA魅力と活力のあるまちづくりB安全で安心に暮らせるまちづくりC豊かな心を育むまちづくりの4点をあげた。

 全会計の総額は前年度比3・4%増額の47億9930万円。一般会計は前年度比4・2%増額の34億7400万円となっている。
 歳入面では町財源の大きな柱である地方交付税について、前年度比1・5%、3000万円増の20億6000万円となり、構成の59・3%と大きな割合を占めている。

 歳出面では公営住宅の建設工事や子ども手当の実施などから民生費や土木費が増額となっている。
 10年度末の見込みで一般会計基金残高は約16億4900円となっており、新年度は約1億6千万円の取り崩しを予定している。
 一般会計の地方債総額は09年度末で約37億円で、診療所建設などの起債償還が09年度で完了することから公債費は減額し、10年度末は約35億円を見込んでいる。

 新規事業については
東中央団地公営住宅整備事業を実施、10年度は6棟12戸を解体し、1棟8戸を建設する。

 東中央団地はこれまで22棟44戸だったものを5棟36戸に解体・整備するもので、09年度も5棟10戸を解体している。
 公営住宅建設にあたっては対象起債に交付税措置がないため起債を借りず、基金を取り崩して予算を計上した。
 建設関係では小中学校の校舎体育館の耐震工事の際に発見したアスベストの除去や高校体育館の耐震工事、B&Gプールの改修などを予算も計上した。

 また09年度からの繰り越しで学童保育所、定住促進住宅の建設事業などもあり、実質的な建設事業は7億2400万円となっている。
 上下水道については、07年12月に上下水道事業運営審議会が08年度からの値上げなどについて答申を示していたが、今年度に続いて10年度も値上げを見送った。

 上下水道料金の見直しについては、今後施設や機械の更新・改修などを控えていることから、10年度に審議会を立ち上げて検討していきたいとしている。

 農業関係では土地改良事業が大幅な減額となり、佐々木町長は「整備が遅れることは大きな損失。道のパワーアップ事業の継続なども含め、関係機関に強く要請していきたい」としている。

 教育関係では特色ある学校づくりを推進しようと、小中高校に50万円ずつの交付金を支給することとしている。

 佐々木智雄町長は「財政の厳しい中、健全財政を維持しながらも公共事業を充実させた積極的な予算となった。2期目のスタートとして良い予算が計上できた」と述べ、新年度は「移動町長室」などの事業も実施し、町民から意見を聞くことを積極的に進めていきたいとしている。
 新年度予算案は3月5日開会予定の剣淵町議会定例会に提案する。