【10年度予算案:一般会計で1.75%増額】
 2010年2月26日付

 和寒町は25日に10年度予算案を発表した。一般会計の総額は36億1000万円で、特別会計と町立病院事業会計をあわせた総額は59億2569万円。一般会計は6200万円、1・75%の増で、総額では約2億1800万円、3・83%増となった。新規事業としては町立病院の大規模改修や子育て支援センター運営、保育料の10%引き下げなどを盛り込んだ。

 予算発表でははじめに伊藤昭宣町長が「2期目の町政運営に尽力していきたい」とあいさつし、新年度予算編成の重点方針として@特性ある地域産業の振興A安全・安心な社会福祉の実現B元気なまちを支える担い手の育成C教育環境の充実と文化・スポーツの振興の4点をあげ、新年度予算の編成方針を語った。

 安全・安心な社会福祉の実現では、保健・医療・福祉の充実を図るとし、国保税率の据え置きや常設・季節保育所の統合、保育料の10%引き下げなどを盛り込み、新年度で0歳児保育についても検討したいとした。
 一般会計は前年度と比較して6200万円、1・75%増の36億1000万円で、特別会計と町立病院事業会計をあわせた総額は約2億1800万円、3・83%増59億2569万円となっている。

 また国の臨時交付金事業など、09年度に予算計上し10年度に繰り越す事業費の総額は約1億2400万円となっており、地域センターの改修など11事業を実施する。
 一般会計の歳入面では地方交付税が前年度7千万円増の21億3000万円となり、全体の構成比では0・9ポイント増の59%となっている。
 新規事業では第5次総合計画の策定、4月から開始する子育て支援センター運営、町道のバリアフリー事業などを計上。

 和寒高校の閉校に伴う和寒中学校の移転については、大規模改修に関する事業費は当初予算に計上せず、補正で対応するとした。
 また中学校跡地検討委員会を設置し跡地利用を検討する。

 社会教育費として新たに設けた「和寒町未来を拓く人づくり推進事業」は、児童生徒の国内外研修や交流事業参加に対して9割を補助するもので、まちづくりへ各世代への支援を行っていきたいとしている。
 特別会計予算では、町立病院の大規模改修に約2億6000万円の予算を計上。

 救急車両の搬入入り口の増設や外壁改修、トイレや風呂などの内部改修などを10年度で実施する。 
 09年度末における基金総額は約1億30000万円を取り崩し、一般会計基金、特別会計基金、備荒資金との総額は約41億5300万円となっている。

 歳出に占める公債費の額は約5億1200万円で、構成比は14・2%。町債総額は10年度末で約35億6700万円となっている。

 和寒町長の改選期の予算は通常の場合、骨格予算となるが、今回は伊藤町長が無投票で再選したこともあり、ほぼ通常予算での計上となった。

 予算計上を見送った事業では和寒高校の改修や新エネルギーの開発事業化などがあり、早い時期での補正予算で対応したいとしている。

 伊藤町長は「1期目は行政改革などで自主自立を目指す和寒町の基盤づくりを行ってきたが、2期目はこのまちでいきいきと暮らしていくための担い手確保や産業振興に努めて行きたい」と述べた。