【農業・農村活性化計画:新たな柱に「収量アップ」】
 2008年3月1日付

 士別市農業・農村活性化審議会(松川英一会長)が28日、市役所委員会室で行われた。審議会では、来年度から5カ年の農業振興策などを盛り込んだ農業・農村活性化計画の原案が示され、審議会で了承した。計画では基本方向として新たに「収量アップ」を加え、今後5年間の収量を3割アップしていくための各種施策などを盛り込んでいる。

 審議会では最初に田苅子進市長が「農業は安全・安心な食料を提供するという重要な役割を担っている。08年度からスタートする活性化計画は、将来に夢を持てる計画となるようにしていきたい」とあいさつした。

 この日の審議会では07年度農林業振興にかかるおもな事業実績、サフォークランド士別プロジェクト、農地・水・環境保全対策などについての報告が行われた。
 また、農業・農村活性化計画と08年度農林業振興対策予算の概要などが議題となった。

 士別市の農業振興における指針となる農業・農村活性化計画は、08年度から新たな計画がスタートすることになる。
 計画期間は08年度から2012年度までの5年間で、審議会ではその原案が示された。
 それによると計画の基本方向としては、輪作体系の確立を基本とした「土づくり」、担い手確保と育成を基本とした「人づくり」、そして今回の計画から新たに良質で安全・安心な農産物の「収量アップ」を柱としている。

 「土づくり」「人づくり」に関しては従来計画から引き続き推進を図るものだが、「収量アップ」については計画期間中の5年間で3割アップを目指すことにしており、それによって農家収入の増収、経営の安定化につなげていきたいとしている。
 また重点プロジェクトについては上士別地区で計画している国営農地再編整備事業と、サフォークランド士別プロジェクトを掲げている。

 国営農地再編整備事業については、新たな農業・農村の「めざす姿」の一つとして位置づけしている。

 基本方針に基づく施策と事業計画についてはハード、ソフトあわせて51事業を盛り込み、その事業費の総額は約190億5700万円となっている。