【支援交付金:9地区で1億5千万円】
 2008年3月6日付

 士別市は、農地・水・環境保全向上対策事業に取り組んできた。本年度は市内9地区で活動組織が設立され、協働作業を実施してきた。その支援交付金額は、総額で1億5672万円となっている。08年度については新たに3地区が加わり12地区で実施することになっており、約2億2千万円の交付金を見込んでいる。

 農地・水・環境保全向上対策事業は、全国的に農村部の過疎化や高齢化、さらには混住化等の進行に伴って農村集落機能の低下し適切な保全管理が困難な状況となってきていることから、農業・農村が持つ多面的機能の良好な保全に向けて、農業者だけでなく地域ぐるみによる共同活動を、国が支援していくために07年度から実施している。

 この事業の実施期間は07年度から2011年度までの5年間で、事業費については国が2分の1、道と市町村が4分の1ずつを負担することになっている。

 事業の実施にあたっては、それぞれの地区で活動組織を設立することになっているが、本年度については市内で北町、下士別、西士別、南士別
中士別、上士別、川南、体制、多寄の9地区で組織を設立し、共同活動を実施してきた。

 この事業で行う活動は、必須要件となっている農用地や用排水路、農道など整備を行う基礎部分と、農村環境を向上させる誘導部門が活動の中心。田畑や草地の面積によって支援交付金が交付される。
 特に誘導部門については、地域の独自性を発揮できる内容となっている。

 本年度は9地区で田畑、草地あわせて8281・61fが対象となり、各地区に交付となった支援交付金の総額は1億5672万4千円。
 そのうち市の負担額は3918万1千円となった。

 各地域の活動としては、景観形成のためのコスモス植栽、農道整備、水路の草刈り、遊休農地発生防止のための保全活動、さらにはごみ拾いなど、それぞれの地域が工夫を凝らした活動を実施してきた。

 この事業は農業者だけでなく、非農業者も加わり地域環境の保全活動を行っていくことが特徴。

 共同活動を通して地域が一体となって意識の向上を図り、農村環境整備が進められてきた。

 08年度には、川西、武徳、温根別の3地区が新たに加わることになっている。

 12地区への支援交付金は2億2千万円が見込まれ、市の負担分は5500万円となる。

 市では、この事業による共同活動を通して、農村環境整備がさらに進んでいくことに期待をかけている。