【和寒町】町立病院:新年度で大規模改修
 2010年3月6日付

 和寒町は10年度で町立病院の大規模改修工事を実施する。外壁補修のほか施設南側に救急車玄関を増設し、施設内部ではトイレや浴室などで患者や車いす利用者などのためのスペースの確保する。事業費は約2億6000万円となっている。また10年度は電子カルテシステムも導入し、医療サービスの充実に務めていきたいとしている。

 和寒町の国民健康保険町立和寒病院は、1975年(昭和50年)に約3億7000万円かけて建設した鉄筋コンクリート造2階建て。

 平成6年に増築と内部改修、8年には隣接する場所に保健福祉センターを新築。病院の一部を改修して施設を一体化している。
 町立病院は長年そのあり方が議論されてきた。

 また07年度に廃止した療養病床があったころには、廊下を車いすですれ違うことができる幅を確保しなければならないというガイドラインに基づき、第4期総合計画後期計画では08年度の増築改修を検討していた。
 しかし医療情勢の変化や療養病床の廃止などから計画を再検討していた。

 昨年3月にまとめた公立病院改革プランでは、今後も町立病院として運営を続けていくこととし、経営改善目標などを定め、利用者の利便や安全性に配慮し、病院施設の大規模改修について検討し実施すると盛り込んでいる。

 町立病院は建築から30年以上が経過し、トイレや浴室で車いすでの利用がしにくいことや、看護師らが介助するためのスペースがないことなどから以前から改修の要望が出されていた。

 10年度に実施する大規模改修事業では外壁全体のひび割れ補修のほか、屋上防水工事や窓の改修などを実施する。
 また町立病院ではこれまで救急車専用の玄関がなく、正面玄関から搬送するなどしてきたが、新たに施設南側に専用玄関を設けることとしている。

 内部改修では現在は使用されていない旧分娩室を浴室に改修、トイレも障がい者、車いす利用者などが利用しやすいものに改修する。
 町立病院の改修事業にかかる事業費は約2億6000万円となっている。

 当初2ヵ年での改修を検討していたが、新年度予算で事業費が計上されたことから10年度の1ヵ年で改修を行うとしている。

 町立病院では利用者に迷惑がかからないよう工事を進めていきたいとしており、10年度に導入する電子カルテシステムとあわせて、医療サービスの充実に努めていきたいとしている。