【士別産サフォーク:雲上のディナー食材に】
 2010年3月7日付

 士別産サフォークラム肉が成田空港発の国際線ファーストクラス機内食として使われることになった。士別産サフォークラムが使われるのは5月末からの1カ月間だが、注文を受けたしずおエコロジーでは「国際線のファーストクラスの食材として使われるこということは、その品質が認められたこと。士別産サフォークのブランド化確立として大きな一歩になる」と話している。

 士別産サフォークラム肉がファーストクラスの機内食として使われるのは、成田発の全日空国際線。

 東京に本社を置く業務用食肉販売業者から、士別産サフォークを一元的に集出荷しているしずおエコロジーに注文があった。
 旅客機のファーストクラス機内食として使用する食材は、いずれも最高品質のものばかり。

 今回の注文は士別産サフォークラム肉でも、あばら骨上部の「ラック」といわれる最高級部位。
 ラックは1頭のサフォークから2キロほどしか取れない希少価値の高いもの。

 機内食として使われる期間は5月末から6月末までの1カ月間で、しずおエコロジーではこのあいだにラック200キロを出荷することになる。
 サフォークランド士別プロジェクトでは一昨年、国が財政支援する地方の元気再生事業の一環として東京、大阪、名古屋でレストランや食肉関係者を対象にした試食会を実施。

 そこで士別産サフォークラム肉の質の高さをPRしてきた。
 東京で行った試食会には今回注文を出した業者も参加。

 昨年にはその業者の担当者が士別を訪れ、しずおエコロジーの食肉加工所を視察するなどしていた。
 高品質であるうえ、一度に200キロもの国産ラム肉を出荷できるのは他にないことなどが決め手となったよう。

 しずおエコロジーの今井裕さんは「国際線のファーストクラス機内食として士別産サフォークが使われることは名誉なこと。品質の高さが認められた証し。試食会などサフォークランド士別プロジェクトが行ってきた取り組みが大きな実をつけた」と話している。

 市の関係者も「元気再生事業などを活用して、ブランド化確立に向けた取り組みを行ってきたが、今回のことは大きな前進」と喜んでいる。

 これまでには、航空会社の機内食用として使われたことをきっかけにヒット商品となった製品も多い。

 士別産サフォークラム肉が雲上のディナー食材としてセレブたちの舌を楽しませることで、今後の販路拡大などに大きな弾みとなっていきそうだ。