【地域資源認定:士別はサフォークなど8件】
 2008年3月14日付

 中小企業者が地域資源を活用した新商品等の開発などを行う事業に対して、国が支援する中小企業地域資源活用事業で、士別市のサフォーク羊や岩尾内湖などが地域資源としての認定を受けた。また、和寒町でも越冬キャベツとカボチャが認定を受けている。両市町では、この事業を活用した地元中小企業による地場産業振興に期待をかけている。

 中小企業地域資源活用事業は、地域の中小企業者が地域資源を活用して新商品や新サービスの開発、市場化等を行う取り組みに対して、国が支援するもの。

 地域における中小企業者の事業活動を促進することによって、地域経済の活性化を図ろうとするのがこの事業の目的で、昨年6月から実施している。
 地域資源については、地域の特産品や観光資源として高い知名度を有していることが条件で、国がそれを認定することになっている。
 士別市での地域資源の認定については、12日に行われた市議会定例会一般質問で斉藤昇氏(日本共産党)がただした。
 市では商工会議所や農協などと協議を行い、農産物ではコメ、大豆、てん菜、サフォーク羊の4件を、観光資源では羊と雲の丘、岩尾内湖、天塩岳、そして天塩川の4件、あわせて8件について昨年12月に、地域資源として国から認定を受けている。
 また和寒町では、越冬キャベツとカボチャが地域資源の認定を受けた。

 地域資源の認定は、北海道全体で813件となっている。

 地元中小企業者らが地域資源を活用した事業展開を図ることに対して、その開発経費や展示会等に関する経費の一部に対して、国が3分の1以内で補助したり、必要な設備資金・運転資金について政府系金融機関が優遇金利での融資を行うなどの支援を受けることができる。

 士別市ではこの事業を「市内経済の活性化を図るうえで、極めて優位性の高い事業」としており、地元中小企業者の事業を活用したこれからの事業展開に期待をかけている。

 地域資源の認定を受けた士別市・和寒町とも、中小企業者がこの事業を活用するケースはいまのところないが、地域の活性化と特産品・観光資源等のアピールなどにもつながっていく事業だけに、今後の取り組みに期待をかけている。

 士別市は、市内名の中小企業者や農業者に対して積極的にこの事業の普及啓発と活用促進を図ることにしており、「事業の活用を図ることで地場産業の育成振興につなげていきたい」としている。