【バイオマス資源:堆肥(たいひ)化施設、11年度に】
 2010年3月17日付

 士別市は生ごみや野菜残さなどのバイオマス資源を堆肥化する施設の建設を計画している。その実施母体となる士別市低炭素むらづくり協議会の設立会議が15日、市役所来賓室で行われ協議会を立ち上げた。今後は国の低炭素むらづくりモデル事業の認定を受けて、2010年度に調査や基本設計を行い、2011年度に施設の建設を進めていきたいとしている。

 士別市は生ごみや野菜残さ、家畜ふん尿などのバイオマス資源を堆肥化しその有効活用を図る方策を探るため、05年に士別市バイオマス利活用推進協議会を立ち上げた。

 当初は国のバイオマス利活用施設整備事業を活用して、10年度に調査設計を行い11年度に施設の建設を行う計画で準備を進めてきた。
 国は本年度、農村地域における温室効果ガス削減を通じた農業農村の振興を図るため低炭素むらづくりモデル事業を創設。

 この事業はソフト事業で100%、ハード事業で50%の補助率となる有利な支援制度であることから、市としてもこの事業を活用することとし、その事業主体としてバイオマス利活用推進協議会を低炭素むらづくり協議会に組織がえすることになった。
 15日に開かれた設立会議では、これまでの経過などを説明。

 それによると、すでにバイオマス利活用推進協議会でこれまでに練り上げてきた素案をもとに低炭素むらづくりモデル事業の提案を国に提出し補助金交付候補者として認定を受けている。
 今後は4月に申請を行い、採択される見通しとなっている。

 計画では、10年度に調査設計を行い、11年度に堆肥化施設を建設。12年度からの稼働を目指す。
 堆肥化施設は川西地区にあるめぐみ野士別に隣接する予定で、川西地区ですでに説明会を行い悪臭対策などの地域要望にも対応していく。

 施設の概要は、太陽光発電設備などを備え、生ごみ2千トン、下水汚泥1030トン、農業残さ物2千トンを処理し、それから約6千トンの堆肥を生産する施設規模を計画している。
 総事業費は約6億5千万円を見込んでいる。

 この施設が完成し稼働すると、これまで一般ごみとして収集していた生ごみについては分別収集することになる。

 市では調査設計費など10年度の事業費2760万円を10年度一般会計補正予算に計上し、19日の市議会定例会最終日に提案することにしている。