【市営住宅入居抽選:平均倍率は過去最低】
 2008年3月21日付

 士別市は「空き」が出た市営住宅の入居者を、公募による抽選で決めている。本年度の士別地区における公募状況は、延べ142戸の募集に対して、応募者数は303件となっている。応募の平均倍率は2・1倍となり、抽選方式となってからの平均倍率としては、本年度が最も低くなっている。

 市営住宅の入居者を決める公募による抽選方式は、旧士別市で00年から実施してきている。

 それまでは市営住宅に「空き」が出た場合、申し込み順に入居者を決めていた。
 入居者の決定において、より公正で透明性を高める方法として00年11月から、抽選方式を実施。
 新市となってもその方法を引き継いできている。

 抽選の方法は、申込者が65歳以上の高齢者や障がいを持った人たち、寡婦世帯等については抽選倍率を一般申込者の2倍とし、さらに1年間の市営住宅抽選で落選している申込者については、それぞれの落選回数に応じて抽選倍率の調整するなどの配慮も行っている。

 旧市からの士別地区における公募状況は、00年が延べ79戸の公募に対して350件の申し込みがあり、平均倍率は4・4倍だった。
 02年度が52戸の公募で応募は258件、平均倍率は5倍、03年度は37戸の公募に対して346件の申し込みで平均倍率は9・4倍。
 04年度については、台風の被害で住宅が破損などした市民を抽選外として優先席に入居させたこともあり、公募戸数は30戸で267件の応募となり平均倍率は9・4倍だった。

 05年度については41戸の公募に対して229件の応募があり平均倍率は5・6倍、06年度が104戸の公募に対して323件の応募となり、平均倍率は3・1倍となっている。
 本年度については142戸の公募を行い、応募があったのは303件。平均倍率は2・1倍となっている。

 旧市から通算するとこれまで9年間、抽選方式を実施してきているが、延べ公募戸数は本年が最も多かった。
 それに伴い、平均倍率は本年度が最も低い倍率となっている。

 現在、士別市の市営住宅は1171戸あり、そのうち士別地区は923戸。
 さらに市街地区には876戸と集中していることもあって、公募する市営住宅の9割ほどが市街地区にある住宅。

 本年度は、北部団地D棟についても公募を行ったが、新しい住宅ということで人気が集中し、その倍率は4・1倍と高倍率となっている。

 士別市では、今後も入居の透明性を確保するためにも公募抽選方式を続けていきたいとしている。