【乗合タクシー:地域要望受け実証実験】
 2010年3月25日付

 士別市地域公共交通活性化協議会が23日、市民文化センターで行われた。この日の協議会では2010年度の事業計画などについて協議。新年度については朝日地区と、総合福祉センター利用者を対象にした乗合タクシーの実証実験を行うことにしている。

 市や市内関係機関で構成する地域公共交通活性化協議会は、市内のよりよい公共交通のあり方を検討している。

 今回の協議会は、09年度に実施した各種の事業について報告したあと、2010年度事業計画について協議しいずれも承認した。
 10年度事業計画については、公共交通利用促進のためのPR活動のほか、親しみやすいバス停の工夫、乗車マナー講習会の開催、利用者ニーズにあった路線・ダイヤの見直し、デマンドシステムや乗合タクシーの導入などに取り組んでいくことにしている。

 このなかで乗合タクシーの導入については、10年度に朝日地区と北町にある総合福祉センター利用者を対象にした実証実験を行うことにしている。
 朝日地区では現在コミュニティーバスを運行している。

 町内は高齢化率が高く、団地などで生活している高齢者からは公共施設へ出向くための交通手段確保に対する要望が多く出ていた。

 活性化協議会では、市が新年度に実施する一人暮らしの高齢者を対象にした調査の際に交通のあり方なども聞き取り、それを踏まえて市街地巡回路線などの乗合タクシーの実証実験を行うことにしている。
 実証実験の時期や期間については調査後に決める。

 また北町の総合福祉センターは多くの高齢者が利用しているが、この施設までの公共交通手段がないことで、以前から交通手段確保に対する要望があった。

 そこで、施設利用者を対象にした循環デマンド乗合タクシーについて実証実験を行うことになった。
 実証実験は6月から来年3月末までの10カ月間を予定しており、乗合タクシーについては士別ハイヤーが運行することになる。

 あらかじめ往路と帰路の時間を決め、デマンド方式による運行を計画している。
 今後、その詳細を決めて周知を図っていくことにしている。

 このほか10年度については武徳地区でのデマンドシステムの実証運行も計画している。