【外部委託の推進に関する指針を策定】
2008年3月29日付
士別市は、これからの各種事業や施設管理に関する基準となる「外部委託の推進に関する指針」を策定した。今後は、この指針に沿って各部局で事務事業の点検等を行いながら、外部委託の可能性などについて検討を進めていくことになっている。
士別市は経費の削減や事務事業の見直しだけにとどまらず、行政運営を根本から見直し市政の抜本的な改革に取り組んでいくため、一昨年5月に士別市行財政改革大綱を策定した。
行財政改革大綱の基本理念に基づき、行財政改革大綱実施計画、財政健全化計画も策定している。
これら計画のなかには、市の事務事業に関する外部委託の推進も盛り込まれており、市ではこれまでにも公共施設などの管理運営について指定管理者や民間委託などを進めてきた経緯がある。
こうした取り組みのほかに、計画には「民間の実施が効率的・効果的に業務執行をできるものは民間に任せる」とし、その指針の策定を盛り込んでいる。
そこで市は本年度、今後の市の事務事業における外部委託推進を図っていくため、その基準となる指針を策定したもの。
今回策定した指針では、指針策定の趣旨をはじめ委託の進め方、外部委託の推進、外部委託の成果等の活用について記している。
市の事務事業等における外部委託については、あくまでも市民サービスの向上や効率的・効果的な行政運営の視点にたって進めていくべきものとしている。
各部局では、業務の点検と事務事業の洗い出しを行い、市の独自性の発揮や管理責任、公平性・公益性の観点からそれぞれの事業を検討し、外部委託にふさわしい事業か、行政が直接実施すべ的事業かの整理を行うことを求めている。
さらに外部委託検討となった事業については、サービスの質の向上、人材育成と雇用の創出、市民参画による地域活性化などを踏まえ、一部委託か完全民間委託、指定管理者への移行、さらには民間等への移管など、外部委託の形態について検討するとしている。
指針では、外部委託を検討すべき事務事業として、データ入力・集計・管理などの定型的な事務事業、現業的な事業、公共施設の管理運営等の項目について、例を示している。
各部局で検討した事業については、庁内の行財政改革推進会議でも検討し、行財政改革大綱実施計画の見直し時に適時盛り込んでいくことにしている。
市では「これまで、外部委託に関した明確な基準がなかったこともあり、この指針の策定により考え方の統一を図っていく」としており、この指針をもとにした外部委託に向けた事業の点検作業を、新年度から本格化させていくことにしている。