【ペオッペ川の改修、20数年の歳月かけ完了】
2008年3月29日付
和寒町で1983年から行われていたペオッペ川の河川改修事業が昨年秋に終了し、28日に西和地域センターで事業促進期成会が改修事業の完工式を行った。改修事業は延長15.16キロ、総事業費約72億を投じ、20年以上の歳月をかけて完成。水害に苦しめられた住民らは大事業の完成を祝い、安堵の表情が浮かべていた。期成会は完工式をもって解散した。
和寒町のペオッペ川は、北原地区に位置する剣淵川との合流地点から、西和、福原地域に伸びる一級河川。
和寒町では1950年代から国の直轄事業などで町内の河川の改修工事を進めていたが、ペオッペ川流域では融雪時期や大雨などでたびたび大きな水害が発生していた。
ペオッペ川の改修工事は道営事業として83年(昭和58年)に北原地区の剣淵川との合流地点から始まり、89年までに約5.6キロを整備した。
その後90年に西和地区などの河川流域の住民らが「ペオッペ川改修事業促進期成会」を設立し、旭川土木現業所や北海道土木部に出向き、陳情を行うなどの活動を行ってきた。
91年から用地調査などを行い翌年から西和流域9.5キロでの改修工事が再開された。
改修工事は築堤や護岸工事などのほか、10以上の橋を新たにかけ直す橋梁工事も行われる大工事となっていた。
工事を進める間にも大雨などで水害が発生し、ここ数年は工事が急ピッチで行われ、昨年秋に福原地区入り口付近までの工事を完了し、ペオッペ川改修事業は延長15.16キロ、総事業費約72億を投じ、20年以上の歳月をかけて完了した。
工事の完了をうけて促進期成会は西和地域センターで完工式を開催、20人ほどの会員が出席した。
はじめに南茂芳期成会会長が「この地域は大雨が降るたびに水害に悩まされてきたが、これで安心することができる。工事が順調に進み、多くの協力でこの日を迎えることができた」と喜びのあいさつをした。
建設課職員として期成会設立に携わったことがある来賓の伊藤昭宣町長は、会員らの長年の労苦をいたわり、「これで水害もなくなり、安心してこの地域で暮らしていただける。より活発な地域活動を期待します」と祝辞を述べた。
その後祝宴が開かれ、会員らは長年にわたる工事の完成を祝っていた。 促進期成会は当初の目的を果たしたとして、この日をもって解散した。