【サフォーク:15年ぶりに総頭数で900頭超える】
 2010年4月2日付

 士別市内で飼養されているサフォークの出産時期が終盤にさしかかってきている。2月末現在での出産頭数は、人工授精による出産も含め415頭となった。繁殖用メスなどを加えた市内でのサフォーク総頭数では908頭となっている。総頭数が900頭を超えたのは94年以来15年ぶりとなる。市では民間参入やサフォーク肉の需要増加が飼養頭数の増加につながっているとしている。

 サフォークは士別市のシンボルとして定着しており、市をはじめサフォーク研究会などがこれまでにもさまざまな関連事業を展開してきた。

 ところが、一時期は飼養農家の減少などによって、サフォークの飼養頭数も減少傾向をたどっていた。
 05年には繁殖用メスや子羊、オスなどを含めたサフォークの総頭数が289頭にまで落ち込んでいた。

 こうした時期に全国的なジンギスカンブームによって羊肉に対する関心が高まったことから、市や関係機関ではサフォークランド士別プロジェクトを立ち上げ、サフォークの増頭から販路拡大まで総合的な振興策に取り組んできた。

 プロジェクトでは2014年度までに親サフォークを1千頭にまで増やす計画を立てた。
 かわにしの丘しずお農場の民間参入をはじめ、人工授精による季節外繁殖など増頭に向けた取り組みを積極的に進め徐々に飼養頭数が増えてきた。

 09年度内には人工授精による出産も含め、2月末現在で415頭の子羊が誕生。それ以降についても20頭ほど誕生する予定となっている。

 年間を通じてこの時期の総頭数が最も多くなり、2月末では繁殖用メスが371頭、昨年誕生して今年2歳となるサフォークが99頭、オスが23頭で、09年度に誕生した子羊を合わせると総頭数は908頭となる。
 総頭数で900頭を超えたのは94年以来15年ぶりとなる。

 飼養頭数が数を増やしてきていることについて市経済部畜産林務課では「サフォークランド士別プロジェクトの取り組みによって需要が増えてきていることが一因。士別産サフォークがブランドとして確立しつつあり、生産者にとっても張りあいができてきている」と話している。

 プロジェクトによる総合的なサフォーク振興策によって、2014年度までに親羊1千頭という計画も、達成に向けて着実に前進してきているといえそうだ。